なぜに未だマークシート
最近このブログでよく触れていますが、うちの子どもたちは英検 5 級に向けて勉強を頑張っています。もうすぐ受験日なので、過去問に挑戦しているところです。本番は問題用紙と解答用紙が分かれているタイプで、解答用紙もマークシートです。まだ小学生 2 年生の子どもたちにとって、マークシートは初体験。機械が読み取って採点すると伝えていますが、どこまで理解できているのか謎です。
ところでこのマークシート、私が学生の頃も存在していましたが、未だに現役。なぜなのでしょう…。
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有事に備えたアナログ ?
一昔前にも、TOEIC の受験の際に、なぜ未だにマークシートなんてフォーマットが採用され続けているのだろうと疑問に思っていました。自身の解答の番号を塗り潰すオペレーションは、学力と関係無い割には、注意力と労力を地味に使います。イマドキ、タッチパネルで解答を選ぶ形に出来そうですが、そうしない理由はなぜなのだろうと。
1 点は設備投資の観点でしょうか。受講生全員が安定して操作できるデバイスをその数だけ用意するとなるとかなり高額なコストとなります。2 点目はその安定性。デバイスがスタックして操作出来なくなると試験が成り立ちません。万が一のときにも継続して解答出来る紙・アナログが重要なのだと思います。
アナログ + デジタル作戦はダメなのか
上記までのところが一昔前に考察した内容でしたが、今は更に世の中が進んでいるので、やはりもう少し工夫出来るように思えます。
マークシートのフォーマットは、該当の答えが所定の材質や色 (HB 鉛筆・シャーペンかつ黒色) で塗り潰されていることを頼りに認識する読み取り機があるはずです。ですが、今の時代は画像から色々と AI やら何やらで認識出来る技術があります。なので、マークシートの形にせずとも、解答用紙の A-D までの選択肢を単純にまるで囲むだけでも画像認識で読み取れるはずです。この方法を用いると、受験者は紙・アナログで取り組めますし、採点側はスキャナ等で読み取った画像データを自動認識して自動採点することが可能です。しかも特殊で専用ハードウェアが必要と言う訳ではなく、一般的な複合機とパソコンのようなコンピュータで出来る話です。
とまぁ机上ではもはやマークシートを使う理由がさっぱり無いのですが、既存設備 (マークシートの読み取り機) だとか運用が根付いていることもあり、なかなか変わらなさそうですね。