二人の若手 人間力と行動力

随分前にこのブログでも記載していましたが

業務の中で若手の育成係をしていました。

2017 年度の育成対象の若手は

別のミッションで白羽の矢が立ち

そのまま私と共に業務するフォーメーションを卒業しました。

そして 2018 年度、更に別の若手を育成することになりました。

共通事項として

二人とも、最初は私ではない人が育成係でした。

それぞれの理由があり

私が対応することになったのですが

二人の雰囲気やスタンスに

共通事項が多いと職場でも言われていたところです。

私の視点ではそこまで同じとは思えませんでしたが

色々と思い悩んで上手く動けてない感じは

確かに同じように見えていましたが

この 2 人、大きく違うように思えた点もあります。

そしてその違いは、

人生においてかなり効いてくる差分に感じました。

スポンサーリンク

基本的な人間力

学歴だとか、スキルだとか、資格だとか

そんなので人材は評価されたりしますが

実はそんなのよりも大切なことがあります。

それは人間力です。

もう少し分かりやすい表現に直すと

人から好かれる、という素質・振る舞いです。

まぁ在り来りな話でつまらないかもしれませんが

結局、全てここに終着してしまうのです。

なぜかというと、

我々が生きる社会が既にかなり複雑で

1 人の人間だけでは解決しないことが多すぎるからです。

つまり、何かをしようとしても、しようとしなくても

必ずそれに誰かが関わるからです。

で、前述の若手 2 人ですが

この人間力において少し差が出てきているように思えます。

一人はそこまで高学歴という訳ではありませんが

色々と律儀です。

私が今の部署での最終営業日である日の朝一番で

電話をして声をかけてくれたのです。

私の異動に伴い、お世話になりました、的な挨拶を言うために。

実に律儀ですよね。

過去に接点を持った若手は色々居ますが

そこまでする人はこの人が初めてでした。

そこまで優秀じゃないにしても、

このような振る舞いをされると、まぁ気にかけてしまうものです。

つまり、この人はこの先、何か困った局面に合う際、

私に相談して何かしらのヘルプをもらえる可能性が増えている訳です。

行動力が無いと可視化されない

一方、もう一人の若手ですが

学歴は良いのですが、少し行動力が低いと言わざるを得ません。

色々と律儀なところはありますが

行動力が無いとやはり行動として現れません。

行動が伴わないと、何も結果が出ないのです。

これが非常に勿体無い。

人間力はおそらく、もう一方の若手と同じくあると思いますが

行動に移す踏み込みが甘く、それが伝わらないのです。

最近、色々と複雑な社会で生き残るための術なのか

若手でも柔軟な態度で大人な人が多いように思えます。

強い自分を持ち、主義主張を守るというより

大人びていて柔軟な感じがします。

それは良いのですが

その柔軟性が表面上なだけに思えることが多々あります。

そうですね

と口にはしますが

それに合意した人の行動になっていないのです。

つまり、表面上の合意でしか無いように思えます。

一方、色々と考え込んでしまい

行動に移せない人もいるように思えます。

これも勿体無いです。

若手であれば、年寄りよりも体力とやり直す時間があります。

なので、どんどん行動に移して

駄目だったら軌道修正

といった動き方を戦略として取ることが出来ます。

これに付随する経験は

どんな勉強よりも役に立つでしょう。

こんな話を若い頃の自分自身に言い聞かせることが出来たら

どんなに幸せなのか…。

本当に若い頃は時間を無駄にした気がします。

今の若者にそうなってほしくないので

アドバイスしたいところですが

まぁ多分、煙たがられるのでしょうね。

ミスマッチな感じが悩ましいところです 笑

 - 父も勉強