胡蝶蘭、広告用途
2021/11/08
前回、胡蝶蘭が嫌いだと記載していました。
取り引きのある会社間において、
主に普段お金を貰う方 (発注先) が
普段お金を支払う方 (発注元。発注先からするとお客さん) に
お祝いとして胡蝶蘭を贈ったりします。
送り先はその企業や組織の偉い人です。
その偉い人が昇進とかすると胡蝶蘭が飛び交います。
んでこの胡蝶蘭、異様に高いのです。
こんな高級な花をどこぞのおっさんからおっさんに向けて
プレゼントしてて、気持ち悪い、というのが私の印象です。
がしかし、先日、丁度その胡蝶蘭を社内で見かけたのですが、
ふと気づいたことがあります。
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宣伝効果としての胡蝶蘭
不当に高いのですが、
この胡蝶蘭、見栄えは贅沢です。
そして誰から送られたものか分かるようになっています。
株式会社 xxxx みたいな記載がででーんと載ります。
それがしばらくの間飾られ続けますので、
企業の存在をアピールするために営業の担当の人が来る費用よりも
安く存在感アピールが出来ます。
と考えると、
胡蝶蘭の価値は花としての価値よりも
広告媒体費用のように思えてきました。
つまり企業の受付とか偉い人の部屋の中の一部を、
その企業が許してくれるまで or 胡蝶蘭が枯れるまで
しばらく使わせてもらって、企業の看板を置かせて貰っている状態です。
売るためにお金を使うことに違和感
営業力、販売力というのは不思議な話で、
売るために人件費や広告費を使っています。
本来、そんな費用が発生しない方が
安くて良いモノが提供されるのですが、
どんなに良いモノでもアピールしなければ伝わらない時代です。
ネットワークビジネスみたいな形は胡散臭いですが、
それ以外で口コミを営業とするようなスタイルも
徐々に流行りつつあるように思えています。