興味は必ずしも資質と一致しない

このブログは子どもたちとの育児生活を中心に綴っています。子どもたちが保育園に通っていた頃は、子どもたちの病状やら発育に頭を悩ませていました。その頃の生活は、子どもたちの安全な生活を確保・実現することを最優先としながらも、大人の生活の流れが中心になっていたように思えます。子どもたちが就学して勉強に取り組むようになり、小 3 の 2 月からは中学受験に向けた勉強も本格化しました。そこからは子どもたちの勉強が生活の中心になった気がします。
このように表現すると随分と温度感の無い生活に思えるかもしれませんが、受験に向けた取り組みは勉強のみならず、受験を希望する学校の情報収集として中学校の文化祭や説明会だとか、体験授業への参加もあったりして、そういった機会は私の人生で触れることもないようなことに接する貴重な機会にもなっていて、かなり私の視野を広げています。子どもたちが小学校を卒業して中学生になり高校生になると、いよいよ子どもたちは自分の世界観や価値観を作っていき、自身の時間の使い方を決めていくことになります。そうなるともう、親としては見守るより他無いのですが、子どもたちの興味処については一緒に模索出来るようにも思えています。
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市場に流されて持つ興味
私は高校を卒業するまでの間、多くの方と同じく親と一緒に生活していました。田舎暮らしだったので、娯楽は限られており、ゲームや漫画だとかテレビといったコンテンツが全国区共通のモノで、そういったモノに惹かれていました。当時はジャンプコミックスが全盛期でしたし、ゲームも当時はスクエアとエニックスが別会社で競争して魅力的なタイトルを打ち出していた時期です。そういった流行りは田舎にも届いていて、スラムダンクだとかその他スポーツだとかドラゴンボールのような格闘モノに競争だとか切磋琢磨への憧れが築き上げられ、ゲームで情報技術分野への興味が植え付けられたように思えます。
そのため、興味や憧れで中高は運動部に所属していましたし、大学の進学先も情報科学でした。ただ、それぞれが私の資質に合うようなモノだったかというとそうでもなく、少し取り組むとどうにも私には難があることがすぐにわかってしまい…。とは言え初めてしまった手前、途中で辞めて路線変更する勇気も無く惰性で続けてしまったため、小学生から大学生の間の学生の期間、どうにも日々の生活を楽しめないような勿体無い過ごし方をしていた気がします。
キラキラ輝く学生たち
一方で前述の通り子どもたちと中学の文化祭に足を運ぶのですが、そこで見かける多くの中高生の方々は何やらキラキラ輝いていて楽しそうです。様々なクラブやサークルのような団体が展示したり模擬店を出店していましたが、私が学生の頃には興味も示さなかったモノも多々ある中、そこに所属する学生は何とも楽しそうにしています。こういう姿を見てしまうと、私は学生の頃に自分自身に嘘をついて苦しんでいたのだと痛感します。さっさと別の取り組みにシフトすれば良かったのです。
更に、当時触れていたコンテンツに偏りがあったのも原因に思っています。時代背景だとか流行りもあったと思いますが、もっと色々なジャンルに触れるべきでした。今ではバトルものだとかスポーツもののみならず、科学、吹奏楽だとか軽音といった音楽、受験モノ、投資、宇宙、等々、色々なジャンルの漫画やアニメがあったりします。こういったモノに幅広く触れて、自身の興味の幅を広げておき、どれが一番楽しく取り組めそうか物色することだって出来てしまいます。子どもたちにはそんな選び方が出来るように、色々なジャンルに触れる機会を作ってあげたいと思っています。私と同じ過ちを繰り返さないようにするためにも。