オリンピックを楽しく観戦できる理由
2021/08/10
2020 年開催を予定されていた東京オリンピック。
コロナのため、1 年延期となりましたが
感染者数や状況は悪化を続けていて
1 日の新規感染者数も大変なことに。
前代未聞の無観客開催となり
いやそもそも開催すべきじゃないという声すらあり
どうなることやらハラハラする感じでしたが
大人の事情なのか何なのか
オリンピックは開催されました。
文句を言っていた人も
日本アスリートたちの活躍により
多くの人がすっかりと
オリンピックをテレビ越しに楽しんだのではないでしょうか。
そんなオリンピックも閉会式を迎え
遂に終わってしまいました。
コロナの状況は開催前と比較すると結構悪化していますが
それでもまぁ、良かったね、日本頑張ってたね
と前向きな印象を持つ人が多いように思えます。
ここでふと気になることがあります。
なぜ、オリンピックを楽しめるのかどうか。
これ、結構、身も蓋もない話に思えてきました。
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応援したい選手やチームの有無
私が幼少の頃、
私の父親はテレビで野球観戦するのが好きでした。
まぁ今も好きなのかもしれませんが
私は野球のテンポの悪さが全然好きになれず、
ダラダラと時間が過ぎていく感じが
さっぱり面白く感じず。
夏になると、
私は別の番組が観たくて
父親は野球を観たくて
まぁ対立していました。
私が野球に興味を持たなかったのは当然です。
まずは私は野球をまともにしたことがないので
スポーツ競技として興味を持っていません。
また、田舎だったので、地元にプロ野球チームがある訳でもなく
別の地域のプロチームに何の感慨もありません。
父親は昔の人間なので、ミスター (長嶋さん) の影響を受けていて
監督に就任するや否や、巨人を応援し始めました。
そんな文脈、私にはありませんので、
父親の野球への関心と対照的に、
私は野球を冷ややかに見ていました。
その一方、オリンピックとなると、国を代表しているため、
自国を自然に応援したくなります。
馴染みのないスポーツにおいても、
自国の代表選手を我が身のように見ることが出来て、
盛り上がるのです。
勝率無いと盛り上がらない
応援したいチームや選手が居ると盛り上がりますし
楽しめる話を先程しました。
それに加えて、自国の代表選手を応援する上で
少しくらいメダル取れそうな可能性が必要です。
世界レベルと比べると全然お話にならず、
勝てる兆しも無いとなると
手に汗握って応援する感じがさっぱりありません。
なので、メダルを取れるような実力者を多く抱える国かどうか。
今回のオリンピックが始まると
日本が色々なところで快挙を見せていて、
メダルラッシュに沸きました。
あまりにもメダル、メダルと報道されているので
獲得枚数、1 位なんじゃないかと錯覚しましたが
検索してみると、
1: 米国
2: 中国
3: 日本
でした。
何か見たことある並びだなぁと思ったので
比較してみました。
金 | 銀 | 銅 | 計 (順位) | 2020 年 GDP [百万 USD] (順位) | |
米国 | 39 | 41 | 33 | 113 (1 位) | 20,932,750 (1 位) |
中国 | 38 | 32 | 18 | 88 (2 位) | 14,722,840 (2 位) |
日本 | 27 | 14 | 17 | 58 (3 位) | 5,048,690 (3 位) |
英国 | 22 | 21 | 22 | 65 (4 位) | 2,710,970 (5 位) |
つまり、経済大国で安定した国は
スポーツも強い、と。
ちなみに GDP の 4 位はドイツ。
ドイツのメダル数は 9 位です。
(金 10、銀 11、銅 16、計 37)
9 位も十分上位なので、結局はお金があり力のある国ってことになります。
ということは、
日本人の我々は、
将来的にオリンピックを今ほど楽しめないかもしれないのです。
なぜなら、日本はこれから人口数が減少して超高齢化社会を迎えて
GDP も他国と比べて衰退していくでしょう。
とすると、メダル取れそうな代表選手も少なくなることでしょう。
がしかし、成果も高齢化社会の傾向にあり、日本を追うように形になっています。
オリンピック、パラリンピックに続き、エルダリピックとかが開催されたら
日本は高齢化の最先端を行っているので、勝機があるかもしれません。
….盛り上がらなさそうですけどね…