建前と本音と御都合主義と
名誉の象徴である金メダルがかじられたかと思ったら
今度は有名なインフルエンサーが
Youtube でホームレスについて失言して大炎上だとか。
多くの人の怒りの矛先は色々と移り変わりますね。
メダルをかじった話は言語道断、弁明の余地も無いでしょう。
ただ、ちょっと面白い見解を見つけました。
時の人、キングコング 西野さんによると、
メダルを噛んだ人の月収 50 万円は低すぎる、と。
低すぎるが故に、本人が背負う責任に勘違いが生まれている、と。
確かに…。
住民からすると、50 万円の仕事でなく、
もっと大きな仕事と成果を期待しますよね。
その成果や責任に見合う報酬を設定すべきです。
で、一方のホームレスの話ですが
これ、色々と考えるきっかけになりました。
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建前と本音
まず、多くの人が頭ではわかっていることがあって、
それが今回のホームレスの件で言えば
命の尊さ
です。
これは世界平和と同じく
誰もが否定する要素が無く
皆が合意する内容です。
どんな命も尊重されるべきだ、と。
ですが、本音のところで多くの人には色々な思いがあります。
尊重されるべきと思いながらも
これまでの生活の中で
弱者を救う活動に参加したことがある人って
物凄く少ないのではないでしょうか。
色々な理由があると思いますが
極論、多くの人にそんな余裕が無いのだと思います
経済的な余裕、時間的な余裕、心の余裕、体力の余裕。
現代社会において、いずれの余裕もあまりなく
何とか毎日を過ごしている状況に思えています。
でもいざ、文面に起こしたり意見表明すると
建前が出て来ます。
全ての命を尊重すべき、と。
では本音はどうなのでしょうかね。
御都合主義
これまた時の人となっている、
2 ちゃんねる の元管理人の ひろゆき氏のコメントが
非常に興味深かったです。
ホームレスの居心地を悪くする色々な施策が
自治体によって遂行されています。
例えば公園のベンチが横になって寝にくい形状になったり、
その他にも色々と、無言の排除施策が推進されています。
それに対して住人は異を唱えることなく容認・合意・黙認していました。
なのに、今回の件では大炎上。
どういうことなのでしょうか。
前向きに事態を捉えると
普段は無関心で潜在的に排除の考えで居たモノの、
著名なインフルエンサーが言葉にしてしまったものだから
課題提議となり、それは駄目だと再認識した
といった感じでしょうか。
もしそうなら、例えば選挙の折に
弱者救済、特にホームレスに手を差し伸べるマニュフェストを掲げる立候補者が
多くの票を集めて当選するのでしょうか。
何となく、そんな風に思えないのが悲しい限りです。
色々と面倒な社会で
子どもたちは自力で生き残る必要があります。
不利な状況に陥らないように力をつけてあげたいと思いますが
このギスギスした感じ、何とかならないものですかね…。
