読了 : ドラゴン桜

このブログは子どもたちが生まれたことを機に始めた育児ブログです。主に子どもたちとの生活を中心に綴っていますが、子どもたちももう小学 4 年生。子どもたちがまだまだ小さく病状や発育に頭を抱えていた頃と異なり、今では子どもたちの勉強やら成績が悩みの中心となりました。小 4 になり、子どもたちが通う塾の授業も中学受験に向けたモノに本格化したことがきっかけです。中学受験を予定していたこともアリ、それは覚悟していたことでもあったのですが、これほどまでに大変だとは…。子どもたちは 1 日の中で多くの時間を勉強に費やしていますので、自ずと生活の中心となってしまっています。
その一方で、休憩の取り方が課題です。まだまだ良案を生み出せていませんが、このブログでも以前記載した通り、休憩時間用に勉強になる漫画の導入を考えています。そして先日導入したドラゴン桜ですが、子どもたちも私も含み、読了しました。
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子どもでは気付き難い社会構造を知る
ドラゴン桜は古い作品ですが、知名度も高く今でも人気です。オンラインでビジネスに関する記事をたまに見かけますが、ドラゴン桜からの引用も目にします。この作品は少年誌に連載されていた訳では無く青年誌です。だからと言って性的だったり激しい暴力的な描写がある訳では無いので、小学生にも安心して読ませることが出来ます。で、青年誌なのでもともと大人向けのコンテンツです。視点が大人目線で、作品中でも高校生に向けて社会の目線での解説やモノの見方が描写されています。これがかなり学生にとって読むべき点のように思えます。
学校という閉ざされた環境で、しかも基本的にアカデミックな教科を中心に勉強することもあり、基本的に整備された内容だったり、裏表のない美化された内容になりがちです。そんな学生にとって、社会の裏側というか社会に出たら裏でも何でも無く表だったりするのですが、要するに現実目線の話が物凄く参考になると思います。
濃度の高い 1 年間を過ごす登場人物
ドラゴン桜のストーリー自体は割と単調なモノに思えます。高校 3 年生から東大合格目指して戦略的に猛勉強するという内容ですので、夏休みだとか模試だとかセンター試験 (現在の 大学入学共通テスト) だとか、その後の二次試験だとか、そういった 1 年のイベントに沿ったストーリーが時系列に沿って描かれています。勉強の仕方だとか、試験を効率良く解くテクニックの話だとか、そもそもの心構えや態度に関する話が面白いと思えるポイントと思います。
フィクションとは言え、登場人物は 1 年間の間で物凄く濃い時間を過ごしています。引く手あまたな特別講師の目から鱗的な授業に加えて本人たちの悩み、不安、葛藤、そんなのを抱えながら成長していく様が王道なストーリーに感じます。勿論、ストーリーの最後には合否を登場人物と共に読者は噛み締めることになります。
取り合えず子どもたちも読了しています。このストーリーをどこまで自分事として捉えて今自分たちの中学受験の勉強に活かせるかが大事です。テクニック面や tips 面は全てマネすることは無理でも、心構えみたいなところは真似て欲しいところです。さて、ドラゴン桜 2 を買うか否かが悩ましい状況です。もう少ししたら買っちゃいそうです 笑