普通の大人 ?
2018/02/11
職場の仕事仲間で
子育てとお仕事の両立に頑張っていらっしゃるママさんが居ます。
その人と話をしていて面白かったエピソードがあるので
今日はその話を紹介しますね。
そのママさんのお子さんは確か小学生 1 年生くらいです。
サッカーが好きみたいで、将来の夢もサッカー選手。
そんなお子さんに、ママさんが
サッカー選手になれなかったら何になるの ?
と質問したようです。
答えは、
パパやママのように普通の大人になって会社に行く人
みたいな回答だったようです。
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会社勤め = 普通
そのママさんも私と同じくエンジニアです。
実装レベルを扱わないため、
技術に対して概要理解に留まることは多いですが
一応、専門職で、エキスパートってやつです。
そのママさんの旦那さんも分野や職種は違いますが、確か専門職のはずです。
なので、そのママさん的にはお子さんの回答の
ママ、パパ = 普通の大人
に少しショックを受けたようでした。
幼心ながら、サッカー選手は普通ではなく特殊で
会社に務める人は普通だというその肌感覚の鋭さにも
驚いたと伺いました。
確かになかなか深いことを言いますよね。
しかも妥協点として親の仕事を持って来るあたり
ちょっとショックですよね。
でも少し違和感があったのは、
子どもにとっての普通って何だろう
というところです。
レアケース = 普通じゃない、か ?
私が幼少のころ、
家が自営業をしている友人が何人かいました。
すぐ思い出せる範囲では、
クリーニング屋、呉服屋、美容室といったところです。
で、これらの友人のお父さんお母さんの仕事については
幼心ながら、”普通じゃない” という感覚を持っていました。
うちと違うし、多くの親の仕事と異なる感じがしていました。
思い返してみると、
普通 = 大多数のその他
といった感覚に思えます。
何をしているのかわからないけど
会社に通勤して働いている大人が圧倒的に多くて
それが普通の大人と捉えていたのかもしれません。
何をしているのかはわからないので
もちろん、将来の夢は何と聞かれたとしても
親のしている普通の仕事を答える子どもってのは
少ないかもしれませんね。
どうしてもやっぱり、普通ではなくわかりやすく特定出来るもの、
大人の世界ではレアケースの職種を
子どもは将来の夢として答えるのだと思います。