音楽の授業で歌うの恥ずかしい ?
4 月から子どもたちは入学式を経て小学 1 年生をしていました。遂に就学して、小学生になったのかと感慨深く思っていました。保育園児だった頃は細かいこと考えずに伸び伸びしていれば良かったのですが、小学生となると、学校のルールやら勉強やら。やることが増えます。それは本人が望もうが望むまいが、義務教育として設定された基礎・基本的な学習力として必要とされていることです。中には本人の嗜好と全然合わずにどうしてもやりたくないと思ってしまう子や教科もあるでしょうが、幸いにもうちの子どもたちはそこそこ学校の教育システムに順応しているらしく、1 学期、2 学期を終えたかと思ったらもう 3 学期が終わってしまいました。
学期末の恒例イベントの一つとして、通知表があります。まだ 1 年生の評価なので、ここで一喜一憂しても仕方ないのですが、竜太の音楽の評価には若干の疑問というかモヤモヤが沸きます。それは先生や授業に対してではなく、竜太に対してです。
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音楽の評価は全部真ん中
今回の竜太の音楽の評価は、3 項目中、3 段階評価で全部真ん中でした。真ん中だから悪いということも無く、必要な事項をクリアしているという現れです。”できました” なので。平均を越えて出来ている場合はその上の評価となる “よくできました” になります。まぁ必要事項をクリアしているので、本当に文句はないのですが、月に 3 回、YAMAHA 音楽教室に通っているのにも関わらず平均と言われてしまうと、親としては悲しくなってしまいますね…。
YAMAHA 音楽教室には、勿論、ピアノとか楽器が弾けるようになった方が人生が豊かになるという考えのもと連れて行っています。なので、演奏が上手になることは願ったり叶ったりで、竜太は特にピアノの上達が早いですし熱心に練習していると思います。が、演奏と言うよりむしろ、音楽を楽しめるようになるところが一番の肝です。3 項目の中に、”楽しんでいる” みたいな項目があり、それが平均と言われると、何だか残念な気持ちが沸いてしまいます…。
歌より演奏、歌は恥ずかしい
と言っても、竜太自身、一生懸命取り組んだ結果なので、竜太を責めるようなことはありません。ですが、なぜなんだろうという疑問が残りますので、竜太とお風呂に一緒に入りながら聞いてみました。どうやら、竜太は歌うよりも演奏したいらしいです。まぁ確かに、竜太は小さい頃、音を取るのや高音を発するのが苦手で、歌う際は音が外れていたりしていました。一方のピアノの演奏は前述のようにかなり熱心に取り組んでいるので、課題曲もどんどん先に進んで行っています。
前述のように音が外れているから、という訳では無さそうですが、どうやら竜太は歌を歌うのが恥ずかしいようです。多分、1 年生から音楽の担任になった先生だとか、周りのお友だちに対して何やら気恥ずかしさを抱いているらしく、小さな声で歌う感じになっている模様です。実際、音楽発表会でも大きな声を出して歌っている雰囲気ではなく、ハニカミながら照れ臭そうにしていましたので 笑
音楽は楽しいですし、竜太は機嫌が良いとき良くわからない歌も歌っています。ピアノも頑張っています。そんな様を普段見ているため、授業の評価は一概にもそういった竜太の全てを見抜いて評価頂けるモノでもないということを実感します。これ、社会に出たときも言える話ですよね…。評価は自然体で適切にされるモノではなく、評価されるためにアピールしないといけない。面倒ですが、それが世知辛い社会のルールですからね。もし竜太が望むなら、そういった努力もしないといけないといった話も少しずつしていかないといけませんね。