双龍の父、大地に立つ

双子座、AB 型、晩婚理系男子が双子を授かりました

どこまで伝わるのか、心は動くのか

   

このブログは子どもたちが生まれたことを機に始めた育児ブログです。子どもたちとのドタバタな生活を中心に綴っていましたが、最近ではそんなドタバタ落ち着いたような気もします。というのも、ドタバタの主原因は子どもたちの病状や発育に関するところが大きかったためです。まだ子どもたちが保育園に通っていた頃は、熱やら下痢やらで随分振り回されました…。まさに毎日がサバイバル状態。永遠に続くと錯覚していたそんな日々も、今では子どもたちも小学 4 年生。随分と体調や成長が落ち着いたように思えます。

そんな育児生活と並行して私自身の人生も on going で進んでいますが、仕事やら育児を通じて痛感するのは概ねいつも、意思疎通に関するところなのではないかと思い至っています。結局、fact よりも受け取る側の心が動くか否かが重要なこの世界。それを踏まえた上での言動が大切です。

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腹落ち感だとか納得感だとか

例えばとある著名なインフルエンサーは頭が良く、発言がバシバシと的を射ていて本質的だったり適格だったりしています。極端だったり、敵を作りそうな発言だったりすることも多々あるのですが、まぁ恐らくそれが本質で事実なのだろうな、と思ったりします。そのコメントや発言で、多くの人が行動に移せるのであれば良いのですが、残念ながらその妥当性を少ない言葉数やその他多岐に渡るバックグラウンドで瞬時に判断して協調して動ける優秀な人の数はかなり限られてしまいます。何せ世の中、半分の人が偏差値 50 の前後で分けられています。前述ような偏差値が高い人たちよりも、そうでない人たちの方が圧倒的に人数が多いのですから。

そう考えると、伝える相手の腹落ちだとか納得感が生まれるような表現や、少し事実とは異なりながらも概ね同じ内容で、多くに人が共感しやすいようなモノを選んで発信するといったことも必要とされてしまいます。

体系立てられた世界のシンプルさ

その一方で、受験に用いられるアカデミックな教科は随分とシンプルに思えます。長年、多くの人が勉強や研究し続けたこともあってか、ロジカルに考えて合理的に納得できる答えが基本的には用意されています。そういった教科や問題を、勉強が苦手な人から得意な人まで共通言語に扱い、同じ物差しでスコアリング出来てしまいます。頭の良い人はそうでない人の気を使うことなくハイスコアを叩き出しますし、勉強が苦手な方も力相当のスコアに落ち着きます。

勿論、試験の問題を作る人の気持ちを考えて、それに応える形で回答を考えていくといった態度は必要になります。ですがそれは、前述の例で言うところの頭の良い人たち同士のコミュニケーションです。勉強が得意では無い人のことを考慮して表現や内容を工夫するといったことは不要です。なので、やはり力を思う存分発揮出来るシンプルな場になっているのです。

子どもたちは今、中学受験に向けた勉強で色々苦戦しています。でも実は、社会に出たときに苦戦する伝えることだとか、心を動かす打とかに比べると、かなり取り組みやすい内容だということに子どもたち本人は気付けないでしょうね。社会に出て自身の人生を思い返したときにようやく気付くような代物です。

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