やられてもやり返さない

防衛本能として、

何か自分に不都合が降り注ぐときには

防御したり、回避したりします。

それでも被害被ると、

自身の身を守るために反撃をします。

これは物理的な喧嘩の話だけでなく、

現代社会で生きていると色々なことに当てはまります。

ビジネスにおいても、競合他者、ときにはお客様との間にも

攻めと守りは存在します。

基本的には、

やられたらやり返す

という考えになりやすいように思えます。

やられてしまうと、悔しいですしね。

その悔しさがバネとなり強くもなれますし。

それが普通で違和感も無かったのですが、

ある行動を見ていて色々思うところがありました。

スポンサーリンク

竜太 (仮称) は噛み返さない

以前、

竜太 (仮称) が竜子 (仮称) に噛まれて困っていると記載していました。

腕を噛まれたりすると、噛まれた跡を私や嫁さんに見せて、

指差しをして泣いています。

まだ喋られませんが、指差しで痛いこと、噛まれたことを伝えてくれます。

涙いっぱいの目と顔で。

その感じが可哀想ですが可愛らしくもあり、

そんな竜太 (仮称) を嫁さんも私も全力でなだめます。

ヨシヨシ、と。

でも、よく考えたら、

竜太 (仮称) は竜子 (仮称) に仕返しをしません。

噛み返すことは無いのです。

竜太 (仮称) は一般的な月齢よりも早く歯が生え始めていて

竜子 (仮称) より立派に生えていますが、

噛むことは今のところ無いのです。

優しい子故に苦労するかもしれない

そんな竜太 (仮称) が大好きですし、その優しさに感動します。

ただ、この優しさは生きていく上では悩みのタネになるかもしれません。

周りから利用される可能性もありますし、

周りは本人ほど優しさが無く冷たいかもしれません。

なぜ皆が自分のように周りに優しくなれないのだ、

自分は優しく接しているのだから自分にも優しく接して欲しい、

などと、ストレスに思うかもしれません。

自分に得意なことだとか長所があるときに、

周りはそこまでそれが出来ない人が多いことを理解することは

なかなか大変です。

優しいという長所を竜太 (仮称) が持つのであれば、

それはなかなか、不器用な人生を背負う宿命かもしれません。

でもきっと、その優しさを評価する人も沢山居ると思うので、

負けずに精一杯優しい子になってほしいと思います。

 - 子育て, 父も勉強