財政破綻はするのかしないのか ?
2018/04/06
お金に関わる勉強をしていますが、
それは老後の生活費や
子育て世代として子どもの教育費が
とても大きな課題となるためです。
課題と気付きながら
何とかなるだろう
と根拠のない判断をすることは
理系出身としては
在り得ない訳です。
で、難しい課題に対しては
勉強は必須です。
何も努力せずに解決するようなことは
心配に足りませんからね。
で、そんな感じで
常々と細々と勉強していますが
その中で、日本の債務と財政破綻の話が
たまに触れられます。
そして、どういう訳か 2 つの意見があるのです。
財政破綻 “する” という意見と、その反対の “しない” という意見です。
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財政破綻する人の考え
債務残高 GDP 比という数値があるのですが
この数値が破綻するケースのしきい値を超えているから
というのが簡単な説明です。
と言っても簡単では無いですよね 笑
私は専門家では無く、前述のように細々と勉強しているだけの身なので
語弊であったり私の誤解が含まれているかもしれませんが、
私なりに簡単に解説します。
債務ってのは要は借金です。
借金してでも何とかすべきという今の支出があるわけです。
そして今より将来の方が潤っているはずで
借金を返済することなんて容易いこと
という考え方です。
なので、債務と GDP (経済成長 = 将来潤っているかどうかの尺度) の比率が
借金を返済出来る見込みがあるのかどうか
を語っているのです。
で、数値上は日本、かなりマズイ感じです。
財政破綻しない人の考え
日本は海外に借金している割合はかなり少なく、
その大半が自国民からお金を借りている状況です。
日本国民が日本の銀行に預金しますよね。
そのお金を使って、銀行が国債を買っているので
間接的に日本国民から日本政府がお金を借りている感じです。
なので破綻しないのだ、という考えが一般的です。
例えばギリシャの件では
海外に自国債を売り、海外からお金を借りている状況です。
しかも自国通過建てではなく例えばドル建てとかユーロ建てとかです。
というわけで、返済する際にはドルだったりユーロが必要です。
ところが自国民から自国通貨でお金を借りている政府であれば
コントロールが可能です。
- 更に借金をして返済に回す (現状)
- お金を刷って返済に回す
- 国民から税金で取り立てる
“1” は現状ですね。
政府の歳入で国債からの収入があり、
それを使って歳出として国債の返済に回しています。
“2” ですが、実はこの表現においても具体的な手法が
いくつかあると思います。
ただ、共通的に、どの案においても、
通貨の流通量を増やす行為ですので、インフレするでしょうね。
つまり、借金返して破綻はしなかったけど
国民の生活費が高騰するやもしれませんね。
“3” は言わずもがな、結局国民に負担かかります。
なので、コントロール出来るから破綻しないというのは yes ですが
その方法で国民がノーダメージかというとそうでもなく
そのレベルって、結局は破綻を恐れる際に想定するダメージと
まぁまぁ似ているように思えています。
なので、破綻するしないについては言葉の定義次第で、
いずれにしても国民は厳しいことになるよ
というのが私の考えです。