ありがとう の力を頼る
独身の頃、
電車とかで騒がしくしている小さな子が
嫌いで仕方ありませんでした。
泣き声も煩く、
盛り上がってしまって騒いでいるのも勿論煩く。
とにかく、我儘で理不尽。
そんな我儘っぷりが苦手なのは
もしかすると今でも変わらないかもしれませんが
親の立場になると、かなり許容範囲が広くなっていると思います。
電車で見かける子どもたちを
温かい目で見ることが出来るようになってきました。
とは言え、自分の子どもたちとは
ずっと一緒に時間を共にして過ごしていることや
我が子が故、親としての責任で
駄目なモノは駄目、と教えないといけないので
時には怒ることも…。
いや最近は怒るのが多くなって困る訳ですが
怒れば気が晴れるかというとそんなことはなく
むしろ逆で、どんどん辛くなります。
肉体的には勿論のこと、
精神的にも疲労困憊な日々が続いています。
そんな中、ちょっと啓発本に出て来そうな話を目にしたので
我が家でも効果を期待してやり始めたことがあります。
ありがとう、を沢山言うことです。
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文句よりも感謝
ふと息抜きに internet でニュースとか時事ネタの記事を目にしていたとき
とある育児漫画が目に入りました。
作者の育児体験談のようですが
お子さんが “気づき” で変わったエピソードが綴られていました。
この内容が何とも絵に描いたようなサクセスストーリー。
ですが、かなり興味深いものです。
記憶曖昧ですが、
5 歳のお子さんが文句ばかり言うのに困っていたお母さん。
子どもの小言・文句を我慢し続けて
意に添うように頑張っても更に文句を言われる。
あるとき、
お母さんはお子さんに文句全部を叶えることは出来ないし
今でも可能な限り頑張って期待に添うように一生懸命やっているから
文句じゃなくてありがとうを言って欲しい。
そうすればもっと頑張れるかもしれないし。
みたいなことをお子さんに伝えたようです。
そこからお子さんは、色々なことに文句を言うのではなく
ありがとうを言うようになり、性格も落ち着いた、とのこと。
出来てないことに文句を言うのではなく、
出来ていることに目を向けて感謝する、というスタンス。
大人でもなかなか出来ませんよね。
そのお子さん、小さいながらも
お母さんに言われたときに、”気づいた” と言っているようです。
そしてその気づきで目に見える程変わったお子さん。
大人も脱帽です。
我が家でも効果あり
うちも子どもたちは文句が多いです。
特に竜太は詰まらないことに対しても本当に文句が多く
些細なことに対してもげんなりしてやる気が削がれる模様…。
という訳でうちも文句より感謝しようと投げかけてみました。
ありがとうと言われる方が嬉しいし
もっと喜ばせてあげよう、頑張ろうって思えるよね
と。
沢山ありがとうを言って、
沢山ありがとうと言って貰えるようにしてありがとう集めて。
そうしたらきっとみんな喧嘩せずにニコニコで気持ち良いよ
と。
すると竜太が一番反応したみたいで
その日、
色々とありがとうとか優しいことや思いやりのあることを
沢山言っていました。
何となく、竜太には伝わった模様です。
竜子にも少しは伝わっているらしく
色々とありがとうと言っていました。
私も子どもたちに、
普段一緒に居るだけで楽しいし幸せだから
ありがとうと何度も伝えたところ
不思議と感謝の気持ちを本当に持って伝えてみると
何やら心が和むというか
随分と落ち着く感じがしました。
やはり不平不満ではなく
感謝する気持ちは物凄く大事なようですね。
まだまだ憤慨することも多いですが
感謝の気持ち、忘れないようにしたいと思います。