至らない点に感謝
日本は雇用の流動性が低く
未だに終身雇用ばりに
最初の勤め先で定年を迎え、
なおかつ 65 歳越えの雇用とかで働き続けるケースが
まだまだ多いように思えています。
私自身、大手企業に社会人 1 年目から入社し
10 年以上勤め続けていましたので
まぁこのまま定年まではずっとこうなのかな
と思っていましたが
色々と考え、意を決して転職活動に取り組み
今の仕事に就いています。
まぁ結果良かったかな、と思っていますが
前職も現職も、同じようなストレスはあったりします。
が、少し違う考えも生まれ始めて
自分自身の成長を感じているところです。
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有識者自ら動けば早いのに
これまで長年、社会人をやってきて、
前職と現職と合わせて 2 つの企業を経験しています。
勿論、もっと色々とキャリア形成されていて
色々な企業を経験されている方々と比べると
遠く及びませんが
それでも、少し、
社会と言うモノを俯瞰して見えるようになった気がします。
で、前述したストレスについてですが
少し考え方を変えて肩の力を抜くと
まぁそれもいいか、と思えて来るようになりました。
どういうストレスかというと
有識者の動きが悪かったりコミュニケーション力不足に対して
です。
仕事で色々と取り組む中で
詳しい知識・経験を持つ人の見解や考えを
頼りにする必要が生じます。
それらを伺って、解決案を考えたり、進め方を考えたり。
これが結構、面倒なのです。
その分野において理解の浅い私が
手探りで状況と内容を把握し、
何となくこうかな、とフワフワしながら提案する。
その際、恐る恐る、有識者から情報を頂いて
その人のイメージと合うかどうか確認する。
こんな取り組みをしていると
その有識者が自分でやった方がめちゃくちゃ早くて効率的なのに
と常々思ってしまい、時にイライラしていました。
が、肝心のその有識者は
必ずしも前向きなマインドセットがある訳でもなく
レスが遅かったり動きも悪く
説明やコメントも上手くなく分かり難い。
到底任せられる気もしません。
でもこの有識者はその分野において色々と詳しいので
戦力としては重要なのです。
自分の存在価値
ということで、
そんな有識者から情報を得て形にして提案する
という仕事が生まれていて
私はそれに取り組むことが出来る。
有識者自ら出来ないが故に
私の仕事と存在価値が生まれるのです。
とすると、私はそんな有識者の方々に対して
ストレスを抱えることは間違っています。
むしろ、感謝しないといけないのです。
私のような浅はかな者にも仕事の機会を与えて下さり
ありがとうございます
と。
まぁ勿論
企業や組織の経営者からすると
冗長な人手は無駄になりますので
有識者かつ提案や発信できる人
を残してそれ以外は切りたいところですよね…。
私もそんな視座でストレスを抱えていましたが
少し肩の力を抜いて、
現実はこうなのだから私のような人材も必要なのだ
と自分に言い聞かせて、
深く気にしないようにしています。
社会や仕組みは思っているような理想形とは程遠いのです。
