謎の帯分数
2022/01/03
このブログでは何度か触れていましたが
うちの子どもたち、
細々と算数を再開しています。
小学受検に取り組むことをきっかけに
算数への取り組みは中断していましたが
無事に合格が決まり
志望校の私立小学校への進学が決まりました。
難関校という訳では無いのですが
一般的な小学受検の取り組みからすると
随分とスタートが出遅れていて
子どもたちの通う保育園も
認知能力より非認知能力に力を入れているだけあって
認知能力を評価する受験とは非常に相性の悪い環境でした。
が、何とか合格することが出来て
就学まで時間の過ごし方に余裕が戻りましたので
算数の取り組みを再開したという訳です。
で、最近、遂に分数の問題に取り組むようになりましたが
大人の目線では不思議なことがあります。
帯分数て何のためにあるんだか…。
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教え難い分数への着手
実は算数を中断していた理由として
小学受検以外の理由がありました。
それは分数の教え難さです。
就学前の子どもたちに
1/2、1/3 といった意味合いを教えることは
かなり困難に思えていたのです。
それもあり、算数を再開させた直後も
直ぐに分数に着手することは腰が重く、
中断のため衰退した計算力を
再度、コツコツと練習し直すところから取り組みました。
そして、年末 (2021) に嫁さんの実家に帰省する間も
いつもの算数するとなると
子どもたちは帰省の旅行を楽しめず機嫌悪くなって詰まらなくなるので
帰省前は帰省時に取り組む問題も前倒して取り組んで終わらせておき
身軽な状態で帰省を楽しめるようにしていました。
が、その機嫌が良い状態で少しずつなら、と思って
嫁さんの実家で分数を少しずつ教え始めました。
子どもたちの大好きな じーじ と ばーば が居るのも心強いです。
子どもたちに、
じーじ と ばーば を驚かせてあげてって言うと
割と気分よく取り組んでくれます。
また、竜太は分数に取り組んでいることを
親戚や嫁さんのお友だちにも見せて自慢したりしています。
次のステップの着手するタイミングとしては最適だったかもしれません。
帯分数て何のために ?
さて、子どもたちが初めて分数に取り組むにあたり
問題として出てきた、”帯分数”。
正直、存在を忘れていました。
このブログを読んでいる人は極僅かと思いますが
念のため補足しておきますと
14/5 を大人は “5 分の 14” として計算に用います。
が、小学校では、これを律儀に整数部と分数部と整理します。
14/5 の場合、2 と 4/5 といった感じです。
これが帯分数。
これ、小学校でしか使わず、
中学からは大人と同じく 14/5 のまま扱います。
一体何のために小学校で帯分数なんて学ぶのでしょうか…。
じーじ (嫁さんの父親さん) 曰く、
整数部を扱うことで、
1 単位にまとまった数と端数の分数部分を理解するため
とのこと。
まぁ確かに、
小さな子が 14/5 と聞いて、
何個くらいあるのかピンと来ないかもしれませんね。
帯分数を学んでいると、2 個と 1 個未満である 4/5 とわかるので
中学生以上の人が無意識に捉えている何個くらいなのかを
推測するためにも、まずは帯分数の扱いに慣れるべきかもしれません。
が、そもそも、算数で扱う数を
1 個、2 個と身近なモノゴトの個数に置き換えて捉えること自体、
あまり的を射ていないように思えます。
1 個、2 個といったアナログな捉え方を
デジタル処理しているのが算数なのですから。
と文句を言っても仕方ないので
子どもたちに一生懸命、分数を教えたいと思います。