数字は実態が無い論理的なモノ
このブログでは何度も触れていますが
うちの子どもたち
少しずつですが、毎日 KUMON に取り組んでいます。
最初は字も数字も、もちろん自分の名前も書けませんでしたが
今では自分の名前を書くのに既に飽きていますし 笑
しっかりと数字を書いて算数出来るようになっています。
足し算と引き算を筆算で解くことが出来ていて
最近では割と大きな数字も扱うようになりましたが
案の定というか何というか
数字の根本的な仕組みは
まだ理解していないみたいです。
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三桁の数字の比較が難しい
一桁の数字だとか
二桁の数字で
まだ馴染みのある数であれば
どちらの数が大きいのか、多いのか
わかるようです。
例えば 2 個と 5 個とか、
普段自分たちが扱うような数。
でも実際には数えることも無かったりする多数を意味する数字は
やはりまだピンと来ないみたいです。
例えば 68 だとか 132 とか 498 だとか 700 だとか。
恐らく子どもたちにとっては
どれも大きい数字で同じ括りなのかもしれません。
これが分かるようになるためには
数字は各桁から出来ていて
それぞれの桁が示す意味合いを理解する必要があります。
三桁目は 100 がいくつあるのか、
二桁目は 10 がいくつあるのか、
一桁目は 1 がいくつあるのか、
それぞれが示しているということを理解する必要があります。
これは無意識のうちに十進法に触れていることにもなります。
小さな子どもたちを相手にすると
確かに大人が普通と思っている規則だとか基本概念が無いため
こんな説明をされても結構辛いように思えます。
所詮、数字は論理的なモノ
こうやって冷静になると
ふと気付くことも沢山あります。
子どもたちが大きな数字を捉えることが出来ないのも
無理がありません。
なぜなら、大人だって
実はまともに捉えてなんていません。
論理的に理解しているだけで
124 と聞いて、モノが 124 個並んでいるのを
想像することもありません。
論理的に、100 が 1 個、20 が 2 個、 1 が 4 個、と把握しているだけ。
もっと大雑把なシチュエーションでは、
おおよそ 100 個。100 は 1 の 100 倍だし、10 が 10 個。
くらいにしか思っていないと思います。
数字は我々の生活を豊かに、便利にしてくれています。
物凄い発明と思います。
ですが、実はかなりデジタルだったり概念的なモノであることに
子どもたちを通じて再認識しました。
身近な経験でいえば、
例えば仕事で数百万円、数千万円、数億円やそれ以上の
予算や費用を扱う際においても
よく考えると物凄い大きい数字ですが
そんなに大したことなく淡々と扱っています。
こんなに大きな桁の数字を扱っていること自体、
凄いことと思いながらも
極論、実態を意識しないという意味においては
68 だとか 124 だとか 398 だとかと
数千万、数億、数十億、それ以上なんてものは
そう変わらないのかもしれませんね。