子どもは笑顔が一番
2021/01/27
親として
子どもたちが大きくなったときに困らないように
色々と細かいことを手厳しく言っている気がします。
子供の将来を想ってのことですが
1 人の大人として、
今子どもたちに言い聞かせていることが出来ない大人と接したら
不快に思うため
今から直させるように言っています。
が、極論、それは
個人の好みのような気もします。
そう考えると
やはり子どもにとって親の影響は大きく、
親の趣味嗜好、哲学で
子どもの中で型が出来るように思えます。
良くも悪くも、です。
とは言え、私が言っていることを守ることが出来れば
大人になっても役立つことが多いので
損はしないと思うのですけどね…。
少し気がかりなのは、それで失うか薄まるかしてしまう
子どもらしさ、です。
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大人びる代償
例えば小さな子どもがこんなことを出来たら
どう思うでしょうか。
年明けの外出で
集合住宅の共通エントランス部にて遭遇する他住人に
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。
とご挨拶。
大人ながら、感心しますよね。
実はこれ、竜太が一度やってのけたのです。
とは言え、カラクリがあります 笑
その日、年明け最初の YAMAHA のレッスンの日でした。
嫁さんが竜太に
先生にあったら
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
だよ。
とアドバイスしていました。
それを聞いてしっかりと頷いていた竜太。
私としては
恐らく教室に着くまでの間に忘れて
きっと言えないだろうなぁと思っていましたが
そのアドバイスを嚙み締めた竜太は
家を出る際に通る共通エントランス部で出会った方に
そのアドバイス分を放出した感じでした 笑
前置きが長くなりましたが
これを聞いた他住人の方は勿論感心して、
あけましておめでとうございます
ご丁寧にどうもありがとう
と仰っていました。
きっとその感心の中には
子どもに感じるあどけなさはあまりなく
大人びたその所作への驚きが大半を占めたでしょう。
つまり、大人びるということは
あどけなさを代償としている訳です。
あどけない笑顔がステキ
さて代償となる あどけなさ ですが
これ、期間限定なんですよね。
成長に伴って消えていきます。
成長すると、
大人びるというか大人になるのです。
あどけなさは徐々に薄まります。
つまり、極論、今だけの代物です。
先日、スタジオアリスで貰ったクシが家の中で転がっていたので
私が何気なく拾い上げて
クシの柄の方を両の掌で挟んで
上下にずらして、クシをくるくる回してみました。
それを見ていた竜太が興味を示し
くるくる回すのに飽きた私が置いたクシを拾い上げて
今度は竜太が同じようにして回し始めました。
そのときの竜太の笑顔が
最高に可愛かったのです…。
無邪気
という言葉が一番相応しく
あどけなさとはこのことを言うのだろうな
といった笑顔です。
子どもの将来を想って
親のエゴで子どもたちにアドバイスし続けていますが
それは今しか見ることの出来ない
あどけなさという魅力を薄める行為です。
どうせエゴと言うなら
もう少しそのあどけなさを子どもと一緒に味わうため
あまり細かいことを言うのも控えた方が良いかもしれない
と思ってしまったエピソードでした。