英 EU 離脱
2016/07/04
英国の国民投票により
英国は EU 離脱することが決まりました。
かなり歴史的な日であり、
市場の予測を裏切った形となり
ポンド安、円高や株安が世界を襲いました。
一般的に言われていることとしては、
英国の企業にとっては EU の恩恵があるため、
経済的な側面で残留すべきというのが残留派の主張でした。
ただ、EU に加盟していると、
加盟国の国民がビザ無しで自由に行き来しますので、
他 EU 加盟国からの移民が多く英国に来ています。
移民の是非は難しいところですが、
英国としては移民が増えすぎており色々と問題を抱えていたようです。
その不満が高まり、離脱し、移民を追い返そう
という主張を離脱派はしていたようです。
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周りの関心
国民投票の結果が決まるタイミングは、
日本では平日のお昼過ぎくらいでした。
もちろん、職場では皆仕事をしています。
そのためか、英国が EU 離脱と決まったとしても
誰一人その話題を口にすることはありませんでした。
私はこのことに物凄く違和感があります。
ワールドカップ、オリンピック、台風、都知事の辞職、等々。
これらの話題であれば誰かが口にすることはあります。
ですが、英国の EU 離脱の場合は誰も口にしない…。
前述した通り、かなり、歴史的な瞬間だったのにも関わらず。
世界経済は自分に関係のあるお話
ポンド安、株安、円高、
そんなの自分には関係ないと思う日本人は多いです。
でもこれ、絶対に間違っています。
日本は高度経済成長期に世界と関わりを積極的に作り
人々の暮らしは豊かになりました。
数え上げたらキリがないのですが、
例えば日本からは車などの製品が輸出されており
石油・ガス・食料などが輸入されています。
今の暮らしが豊かなのは世界経済が健全であることが前提です。
ですので、今回の Brexit で世界恐慌が起きようものなら
日本の生活にも何かしらの形で影響が生じます。
これは、オリンピックで取れたメダルの数や
ワールドカップの得点数よりも影響力が高い話なのです。
子どもたちのためにも、
今の日本がどうなりそうで、将来の日本がどうなっているのか
よくよく考えておく必要があると思います。