人気校はなぜか生徒が楽しそう

このブログは子どもたちが生まれるタイミングで始めた育児ブログです。子どもたちが保育園に通っていた頃は子どもたちの成長だとか病状が悩みの種でしたが、既に小学 4 年生となった今は、専ら子どもたちの学力が気がかりになって来ました。取り合えず健康で無事に成長しているのでそれだけでも有難い話で、贅沢な悩みというのは重々承知しているのですが。
小学 4 年生と言えば中学受験に向けて本格的に勉強がスタートするタイミングです。受験に向けた勉強と並行して、どこを受験するのか決めるためにも情報収集だとか実際に該当の学校の説明会や文化祭に足を運ぶとかする活動も必要となって来ます。先日、とある男子校の説明会に出席したのですが、人気校はなぜか生徒が楽しそうにしています。
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中高一貫だからか
私が中学生の頃、こういった説明会で紹介されるような雰囲気は学校内に漂って無かったように思えます。また、昨年訪れた中学の文化祭でも共通して感じたのが、生徒たちの何かこうキラキラした雰囲気。何だか学校生活を楽しんでいる様を物凄く感じ取ることが出来ます。
こういった学校生活を楽しむ余裕は一体どこから生じているのだろう、と物凄く疑問なのですが、ふと思い当たる節があります。私が通っていた中学校は中高一貫ではなく普通に 3 年で終わり、次の 3 年間通うことになる高校に進学する流れでした。一方、昨年から数校訪れている中学校は皆、中高一貫です。大学受験までに 6 年間の長期間でスケジュールが組まれており、無駄が無い分、時間に余裕があるような気がします。この余裕の有無が大きいように思えます。
生徒目線か外部目線か
私が中学の頃の中学校の印象は、生徒目線で捉えたモノです。平日は毎日通う場所であり、土日に部活もあれば土日も通います。それは日常生活であって、他の中学の生活だとか、他の世代の生活と比較するようなモノでも無いですし、比較するきっかけやタイミングもありません。何かの折に海外の学生の生活を耳にしても、完全に自分とは関係ない世界のお話で、何の実感もありませんでした。そんな視点で学生生活が楽しかったかというと、割と無味無臭で普通に生活していた気がします。楽しいこともそこまで多くなく、かといって不登校になる程辛いことも無く。その生活の中で少し悪ふざけしたりユーモアが生まれれば、それは勿論楽しそうに見えるくらいに笑ったりします。外部目線では、あくまでそういった学生生活が非日常であり、そんな非日常の生活っぷりを生徒の笑顔と共に紹介されると、そりゃ勿論輝いて見えるのかもしれません。
とは言え、それでもやはり人気校は学校生活が楽しかったり有意義になる工夫が凝らしてあることは事実と思います。大学受験までの約 6 年間。生徒たちにとっては大人の 6 年よりもはるかに長く密度の濃い期間になります。そう考えると、出来る限り満足できるところに子どもたちが入学できると良いと親心なりに思ってしまいます。