その文房具は何のために買う

このブログは子どもたちとの育児生活を中心に綴った育児ブログですが、最近、我が家の生活は子どもたちの中学受験への取り組みが中心となっているためか、このブログでもそれに関連した話が多くなっているように思います。まだ小学 4 年生なのですが、中学受験に向けた勉強は本格化しており、勉強と並行して志望校を決めるために中学校の説明会、体験授業、文化祭に足を運んでいます。
有名処の各学校はちょっとしたブランド化を感じます。ただ単純に名前が有名でその名前を背負うだけで価値があるようなそんな表面的なモノではなく、その学校の入試に合格してそこで学校生活を過ごすことが出来れば、ある一定水準以上の教育環境をしっかり提供頂けるという品質に関する信頼性。まさにブランドです。そんなブランド色を帯びた学校では、学校オリジナルデザインの文房具とかも販売されていて、前述のような機会で足を運ぶと購入する機会もあったりします。
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購入してモチベーション上げられるならヨシ
ダイエットの tips で触れられる方法で有名なモノがあります。それは自身の顔とスリムになった体をくっ付けた合成画像を用意して、毎日それを目にするという方法。これは目標の可視化であり、そこに向けて取り組んでいることを自身にリマインドするためです。その結果、食べ物への誘惑を制御するという方法です。それと似ていますが、例えば憧れる学校だとか、もう志望校に据えるような学校のデザインの文房具を使うことで、勉強のときに手元を見れば志望校が目に入る状態にすることは、自身がなぜ勉強に取り組んでいるのか思い出すきっかけになると思います。
という訳で、子どもたちが文化祭とか説明会で中学校に訪れるとき、シャーペンとかペンを買いたがっている場合、最近は買ってあげるようにしています。その文房具を使って頑張る気持ちが湧くのであれば安い買い物ですので。
買いたいだけの物欲
その一方、竜太の購入動機は結構、邪 (よこしま) なモノを感じます。竜太はとにかく物欲が強く、外出時に出先で何か貰えて家に持って帰ることが出来るモノゴトを異様に好みます。とにかく自分のモノが増えるのが楽しいらしいです。世の中、新しい世代はコト消費を好む傾向があり、物質的な欲は時代遅れと揶揄されてもおかしくない時代だというのに、竜太は完全に逆行しています。
先の文化祭だとか体験授業の際に、必ず食い付くのが文房具。とにかく買いたがります。勿論、その学校を気に入ってその学校の名前を見るだけで勉強を頑張ろうと思えるなら安い買い物ですし、極論、そういった機会で購入するシャーペンだとかペンは数百円くらいですし、よっぽど高いモノでも 600 円とかその辺です。小学生が使う文房具にしては高額と思いますが、受験に向けた塾に通っている時点でこのくらいの出費は本当にもう誤差の範囲です…。むしろそれでやる気が買えるなら、といったところ。がしかし竜太の場合、そんな風に思い入れ出来る訳でもないのに、ただの物欲で購入している感じが否めません。その証拠に、折角買った文房具で勉強に取り組んだとしても、特に何かが変わるという感じが無いですし、訪れる学校の文房具を軒並み揃えていっているので、何に向かっているのかもさっぱり不明です…。