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用語の定義乱立ヤメテ (ITIL)

      2020/10/25

以前、このブログで触れていましたが

情報処理技術者の応用情報技術者試験を受けることになりました。

と言ってもまだエントリーしていなく

細々と淡々と勉強しているところです。

高校から理系を選択し、

その後、大学では情報科学を専攻し

問題なく学位も取得して卒業したので

情報処理技術者の資格取得に必要となる勉強は

一通り終えています。

つまりわざわざ資格なんて取得しなくても

私の学歴を公的に証明出来れば

情報処理に関わる仕事上のアピールとして

何ら問題ないのですが

勤め先の評価制度上、必要となってしまい…。

で、情報処理技術者の高度区分の方が勿論 better ですが

受験勉強時間の確保が困難と思い

最低限必要とされている

応用情報技術者のレベルにターゲットを定めました。

不毛な勉強ではありますが、コツコツと継続しています。

がしかし、また更に勤め先の施策で

別の資格を取得する必要が生じました。

ITIL です。

で、この ITIL に関してですが

応用情報技術者の試験にも出てきます。

最近取り組んだ問題で、ちょっとイラっとしたので

そのことに触れたいと思います。

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ITIL では定義や意味が若干違う !?

応用情報技術者の試験では

関連する複数分野から問題が出題されるようです。

その中で、ITIL からの出題があるので、

前述のように勤め先の新たな施策で

ITIL を勉強することになったというのは

まだ前向きに捉えることが出来ていました。

がしかし、先日取り組んだ問題で

ITIL 2011 edition のコールドスタンバイとは何か

といった質問がありました。

大学を卒業してからエンジニアだったり SE として仕事していましたので

システムの冗長性は馴染みのある話です。

実務経験上、コールドスタンバイと言えば

稼働機とは別に予備機として

予めシステムをセットアップして使える状態にしておいて

電源を落としておいて、

有事のときに稼働機が故障等で正常に動かなくなったときに

電源を入れて使う

といった理解でいました。

この理解でこれまでシステム開発者の方々や企業と

議論・会話が出来ていましたし

internet で検索しても同じ説明があります。

がしかし、ITIL 2011 edition では意味・定義が違うのです。

コールドスタンバイとは、

場所だけ確保しておく。

有事のときにはそこでシステムをセットアップして使う

だそうです。

なんだそりゃ、です。

何か勝手にしゃしゃり出てきて新しい言葉の定義を一方的にして

会話の齟齬を生み出す元凶のような存在に感じました。

資格ビジネスが鬱陶しい

勤め先で ITIL 取得の促進を企画した部隊から

ITIL 資格取得の大義名分の説明を受けました。

資格取得を目指す勉強を通じて

お客様やパートナーといった社外の人と

共通用語で話が出来るようになった

とか絶賛の声を例にしていましたが

このコールドスタンバイ問題を経て

本当に大丈夫なのか不安になりました。

でも、日本人は資格が大好きです。

資格を持っていると聞くと

意味不明に漠然とした安心感と説得力を感じるようです。

例えばファイナンシャルプランナー。

でも実際にはファイナンシャルプランナーの年収は

300-400 万円だそうです。

この数字の多い少ないはともかくとして

これよりも多くの収入を得ている職種や業種は山ほど居ますし

資産管理や運用に頭を悩ませる人たちの資産は

数千万円以上のイメージがありますよね。

完全に資格の響きに踊らされて過剰な期待感を持っているのです。

それもあってか、

TOEIC だとかそれこそ情報技術者とか

漠然と支持されている資格が色々とあります。

もうそういうので物事を判断するのは止める時代が来ていると思います。

IT による口コミや評価ランキングで統計的に判断出来る方が

よっぽど建設的と思います。

もっと消費者や利用者がこの手の意識改革に踏み込まないと

資格産業がいつまでも生産性を損ねる形で存在し続けるように思えています。

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