再エネ賦課金
物心が付くころには
ファミコンでテレビゲームに触れていて
ソフトウェアというモノに強い興味を持っていました。
たまたま、算数・数学だとか理系科目が得意だったこともあり
そのまま情報科学に関係する勉強や仕事をしたいと思い、
気が付いたら大学を卒業して、エンジニアだったり SE だったり。
そんな仕事をしています。
アナログの時代と比べて
デジタルの時代は色々なモノや事が時間効率良く出来ていますし
エンタメとかのコンテンツも多彩になっています。
が、デジタルには電気が必要です。
生活インフラの中で、電気は物凄く重要な位置づけになっています。
水やガスも勿論重要ですが
水やガスのような熱源となるエネルギーであれば
現代的な生活レベルまでは無理ながらも
自然から調達することも可能ですが
電気ばかりは不自然な人工的な方法で生み出して配給する必要があります。
こんな不自然なモノに、生活がベッタリ。
冷静に考えると結構ゾッとしますが
先進国に生活する我々は
引き返せないところまで来ています。
そんな電気についてですが、
先日、ニュースで再エネ賦課金について触れられていました。
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再生可能エネルギー普及の加速
不自然な方法で生み出される電気ですが
自然の力を借りて、人工的な仕組みによって発電することは出来ます。
その中でも、太陽光発電については
民主党政権のときに政府が脱原発を掲げて
再生可能エネルギーの普及を加速すべく
太陽光発電で発電された電気を高額買取する制度を施行しました。
かなり無謀な高額買取です。
買い取った電気は誰が使うかと言うと
もちろん国内の消費。
個人であったり法人であったり。
で、この高額買取分は消費側、つまり我々が負担しています。
それが再エネ賦課金です。
つまり再生可能エネルギーの普及を加速させるために
割高の電気代をみんなで支払って頑張ろう
という作戦なのです。
そしてこの再エネ賦課金、
徐々に値上げが計画されていて
年々、高くなっています…。
再生可能エネルギーの普及を目的としていますが
家計へのダメージはなかなか辛いモノがあります。
東電を攻めれば各家庭が負担
東電は取り返しのつかないことをしました。
メルトダウンを避けるために
海水を入れるという手段がありながらも
入れたときの復旧のコスト等々に躊躇して
最後までその手段を使わず、
もっと最悪の事態であるメルトダウンへ…。
結果的に、多くの損害賠償沙汰になっていて
未だに解決の目途が見えない状態です。
この東電に対して
色々と法的に裁かれていくのでしょうが
実は東電は全然平気。
なぜなら東電は電気代を値上げするこのです。
関東圏内に生活する人は多く居ますし
多くの人が関東圏内以外の場所に引っ越すことなんて
非現実的です。
東電が電気代を値上げしても
消費者は不平不満を言いながらも
結局は東電から電気を買うことになるのです。
東電を避けて新電力の位置付けの企業から電気を買うことも可能ですが
その多くが東電から電気を買い付けて消費者に売るビジネス。
東電は、いずれにしても電気を売る相手が居るという構造なのです。
再生エネルギーの普及であれば
電気代の値上がりも致し方なしと思いますが
東電が責任を取るために
消費者が電気代を多く払うというのは
どうにも腑に落ちない構造ですよね…。