情報化社会による教育格差の露呈
私は高校を卒業するまで
地元に住んでいました。
都会とはかけ離れたロケーションで
一応、県庁所在地だったので
そこまでド田舎でもなく。
小学生の頃からずっと勉強していた訳では無く
ベネッセのチャレンジを細々と取り組んでいた程度です。
と言っても、半年以上、何も手を付けずに白紙のまま積み重なっていて
消化されないまま次の学年を迎えることも多々。
全然、優等生でも何でも無く、
テストの点はそこそこ良いくらいでしたが
色々あって地元の国公立中学を受験し、
運良く合格しました。
その後も国公立の高校を経て、
大学で地元を離れた経緯です。
地元のこと以外、全く考えることもなく
都会のイメージも何もなく育っていましたが
今や情報インフラが整備されていて
そんな地元でも、自身の立ち位置が分かるようになっています。
良くも悪く、やはり土地によって教育格差がありますね….。
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地元で頑張ってりゃ良い訳でも無い
地元で受験してまで入りたい中学は
私の母校くらいです。
なので、そこに入ったら、
取り合えず深いこと考えずに勉強しときゃ良かったのですが
最近では全国の中学校の偏差値が internet で簡単に調べられます。
私の母校は偏差値 50 台中盤…。
一方で都会の難関校は
偏差値 60 台中盤とか 70 前後とか。
ここまで中学の時点で差が出ていて
中学入学後のカリキュラムも
そのレベル相応になる、と。
そりゃ、同じように過ごしているだけで差がでます…。
大学の二次試験が異様に難しく
物凄くハラハラしながら苦労した記憶がありますが
そんな問題をスラスラと解ける人が居るという謎が解けた気がします。
同じように歳月を経ても、全然違うくらい習得している訳です。
高校のときの模試の結果で
偏差値 70 超えの人たちの名前が連なっているのを見た記憶がありますが
一体何をしていたらそんなに勉強出来るのか疑問でしかありませんでした。
そしてそんな人たちと大学受験では競い合うことになるという…。
環境格差が顕著
土地に拠って選択肢が無いことが問題です。
情報社会によって格差が顕著になったところで
自身の周りに良い選択肢が無い訳ですから。
これの解決方法は、皮肉にもやはり情報ツールです。
オンラインで良質なレッスンがあったり
web で良質なテキストを探したり。
難関な進学校の授業の進捗を調べたり。
そんなところを対策してくれる良質な塾が近くに無いか調べたり。
格差を埋めるためには情報を駆使する必要があります。
でもまだ問題が残ります。
情報格差です。
こうなるともうお手上げです。
地域格差があり、更に情報リテラシ不足による情報格差があると
もうそれは埋められないかもしれません…。
ド田舎では高齢化・過疎化が進んでいます。
残念ながら高齢な方は、情報格差に陥っている可能性が非常に高いです。
そこでの文化や雰囲気で育つ子育て世代が
アンテナ張って自身で情報を取る姿勢を保つ必要があるのですが
それはかなり困難なことと思います。
この傾向、今後ももっと拍車がかかり
格差は広がりそうな気がしてきました….。