高校 家庭科で資産形成の授業が 2022.4 開始
色々な意味でビックリした記事を
internet 上で見かけました。
日本は資本主義国かつ先進国という位置づけながらも
なぜかお金に関する授業が教育カリキュラムに入っていませんでした。
お金のことはあまり口に出さない文化や風習が根付いていますし
郵便貯金だとか銀行に預金することが美徳とされています。
一方で、米国あたりは高校生ですら教科書で勉強しているらしいです。
この何周も出遅れている感が半端なかった状況ですが
どうやら 2022.4 から、高校の授業で取り組むこととなったようです。
教科書は
あたらしいお金の教科書: ありがとうをはこぶお金、やさしさがめぐる社会
だそうです。
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国策の影響
戦時中の軍資金をかき集めるために国債の販売が物凄く推進されたこととか
戦後の経済成長を狙うために
経済活動を物凄く活発にするため、
それまで持ち家文化なんて無かったのに
多くの人々にローンで家を買わせたりして
国民はお金の勉強をする風習を身に付けず
預金して放っておくモノ、という考えが根付いてしまったようです。
そうなると、各自がしっかりと自分に人生に向き合って
お金について自立してしっかり勉強する他なかったのです。
が、いざ勉強しようにも
周りはそんな取り組みをしていないし
取り合えず周りは家を買っているしで
家を買おうものなら
他に投資する体力も残っていなかったりして
どうにも身動きが取れません。
そんな中、
貯蓄から投資へ
と最近では言われ続けていて
様々な策が入ってきていて
お年寄りと比べて、割と若者は
投資について興味を強く持っているのではないでしょうか。
付焼刃な感じが否めない
ようやく、高校生がお金を学ぶ機会が出来た
と割と感動したのですが
よくよく見ると、
家庭科でその授業は開かれるとのこと。
家庭科って、大事な科目なことは重々承知ですが
算数、英語、国語のようなプライオリティで取り組む学生が居るイメージがありません。
まぁ取り合えず人生に必要だから最低限の労力で受けておくか
と前向きに思えている学生が居ればまだ御の字
といったイメージです。
そして家庭科の先生が一般的にどんな方なのか分かりませんが
果たしてしっかりとお金の大切さだとか
銀行預金・日本国債あたりが資産形成として絶望的だとか
日本国内株は外国株より安定しているよ、みたいな話が
本当は違和感のある話だとか
そんなのがしっかり伝えられるイメージがありません…。
せめて教科書の内容がまともで、
高校生が興味次第では熟読することで基本的な考え方を身に付けられるような
そんな代物であることを願います。
が、
まぁとは言え、
まずは授業になったということは、喜ばしいことですね。