厳しい中で楽しむ工夫
2021/08/13
このブログでは何回か触れていますが
うちの子どもたちは年長さんで
今年 (2021) が最後の保育園生活です。
保育園での生活ぶりを先生たちや子どもたちから伺うと
本当に楽しそうで、穏やかで。
とても優しい世界です。
子どもたちが優しい心を育めたのは
嫁さんや私というより
保育園で過ごした時間が寄与していることでしょう。
他の保育園や幼稚園のことはわかりませんが
就学前に いじめ が起きる話はあまり聞きません。
そんな雰囲気も、子どもたちが通う保育園で感じ取れません。
本当に和やかで、性善説と性悪説、それぞれの考え方が存在する一方、
小さな子どもたちは悪の要素を感じられず
性善説が正しいようにも思えてしまいます。
今年が終わると、来年は就学。
厳しい社会が始まりを迎えるのです…。
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ストレスを生むモノ
就学前と就学後で
一体、何が変わるのでしょうか。
まず、集団組織の規模が異なりますね。
指導者となる大人に対して、子どもの数は
就学後となると、圧倒的に多くなってしまいます。
そうなると、型にハマらない子のケアを
大人が手厚くすることが出来なくなります。
そして子どもたち自身、自分と他人を比較し、
自分の個を理解し始めます。
それは、自分についても、他人についても
大多数なのか、少数なのか、どちらに属するのかも
見えてきてしまいます。
学校と言う組織は
取り組む教科に成績を付けます。
これは本来、本人の能力開拓・学習の進捗を把握するものですが
自他との比較にも用いてしまいます。
その結果、優劣が生まれてしまいます。
心の発達が未熟な子どもたちにとって
これらの環境は恐らくストレスとなります。
その結果が、いじめ の発生に繋がるのかもしれません。
大人の社会でもいじめは発生しますが
原因はストレスや将来不安なのではないかと思っています。
それに耐えられる程、
心がしっかり育っているかと言うと個人差があります。
別の表現をすると、ストレスや将来不安への耐性も個人差があります。
つまり就学前ではストレスがほぼないため、
いじめ が起きないように思えるのです。
見通しの暗い中でも光を見つけてほしい
子どもたちの将来は
私たちが生きた時代と比べて
残念ながら見通し暗いです。
どんどんと厳しい状況になるでしょう。
少子高齢化、人口減少、市場縮小、景気低迷、気候変動、自然災害多発。
散々です。
恐らく、子どもたちが大人になる頃には
今よりもなお、将来不安を抱える人が多いでしょう。
今ですら、将来不安の中で自殺する人が居る程です。
子どもたち世代は、
それよりも重い将来不安から発生する重いストレスに耐える必要があります。
何だかげんなりしますね…。
大人になる前の学生時代においても
将来を憂う親たちのプレッシャーによって
子どもたちはストレスを抱えるでしょう。
本当に、辛い時代でしかありません。
こんな辛い時代を生き抜く必要がある子どもたち。
辛い中でも、厳しい中でも、
楽しみを見出して欲しいです。
楽しむという特殊能力。
これこそ、子どもたちに身に付けて欲しいモノです。
果たして習得出来るのか。
うちの子どもたち、やたら打たれ弱い…。
そんな子どもたちが
困難を楽しむことが出来るのか。
不安で仕方ありません…。