約分の葛藤 (細かく刻むか、大きく行くか)
2022/01/22
このブログでは何度か触れていますが
うちの子どもたち
次の 4 月からいよいよ小学校スタート。
就学前の準備、という訳では無いのですが
以前取り組んでいた算数を再開していて
今、分数に取り組み始めています。
仮分数 – 帯分数 間の変換の計算を経て
今では約分の計算に取り組んでいます。
約分、慣れてしまえば簡単ですが
ちょっと悩ましい点があったりします。
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解けて答えと思いきやまだ足りない
例えば、
24/32
を約分する問題。
分子の 24 も分母の 32 も 4 の倍数なので
24/32 = 6/8
と計算出来ますね。
これで解けたと思って終わると不正解。
分子の 6 も 分母の 8 も 2 の倍数なので
24/32 = 6/8 = 3/4
となり、これが答えです。
案の定、うちの子どもたちは
6/8 といった途中で終わってしまっています。
これを見て、
“あ、まだ 2 でいけるな” といった発想には
まだ至らないようです。
問題演習が足りないため、無理もありません。
私自身、まだ約分可能かどうかは経験則で判断しています。
子どもたちにはまだそれがありませんので…。
でも、せめて偶数 (2 の倍数) かどうかの見分け方くらい
教えてあげても良いかもですね。
10 以上の数字での割り算
更に悩ましいのは
24/36
といった計算。
分子の 24 も分母の 36 も 12 の倍数なので
12 で割ると一回の計算で答えに辿り着きます。
24/36 = 2/3
です。
でもうちの子どもたちはまだこれが出来ません。
筆算で二桁以上の計算はしていますが
まだ頭の中で計算することは無理な模様です。
頭の中で出来る計算は九九ベースなので
1 桁が精一杯。
例えば、前述の 24/36 の場合
しろく 4 x 6 = にじゅうし 24
ろくろく 6 x 6 = さんじゅうろく 36
なので、6 で割って
24/36 = 4/6
で止まります。
油断せずに書いた後ももう少し出来るか見よう
とアドバイスすると、
分子 4 および分母 6 が共に 2 の倍数なので
2 で割って
24/36 = 4/6 = 2/3
と解答を出せますが
果たして最初から 12 で割ることに気付く練習をすべきか否か。
勿論、12 で割り算して回答を出せるなら
その方が計算する回数は減るので良いのですが
今は 12 で割るにも筆算しなければならず…。
どうしたものかなぁと悩んでいます。