仕事で正しくないことが横行する理由

このブログでは主に育児生活について綴っています。でも育児だけしてたって残念ながら生きていけません。ご飯食べるお金も無ければ、住処の確保も出来ませんし、衣類も必要です。衣食住にはお金が必要なので、なのでお仕事も続ける必要があるのです。ということで、仕事も育児生活の一部で、このブログではたまに仕事のことにも触れています。

よくニュースで企業のコンプライアンス違反が報道されています。ニュースを見ている側からすると、”何でそんなことをしたんだか” と他人事のように思えますが、長くサラリーマンしていると、そういったことも起きるかもな、と思えてしまいます。

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メッセージに合わせて数字を調整

まぁ俗に言われる “仕事が出来る人” という言葉には色々な意味が含まれています。ただ、総じて要領が良い人を指す気がしますね。今、仕事で接点を持つ人がまさにその “仕事が出来る人” なのですが、この人の言動がどうにも私は馴染めません。

経営層に説明が必要なとある取り組みは、等身大で説明して方針を相談したり判断頂くのがセオリーです。ですが、その “仕事が出来る人” というのは本当に仕事が出来るみたいで、説明したい内容に合わせて数字側を調整する気満々です。よくもまぁそこまで思いつくな、といったところまで本当に。とは言え、一応、ルールの中での調整なので、不正とまではきません。ルールには則っています。がしかし、数字を調整するが故に実態と異なったモノになる部分も生まれるのです。ですが、この人の考えでは 経営層に伝えたいメッセージ = 今の取り組みの継続推奨 ですので、そこに沿う数字に仕立て余計な説明や周りくどい説明を避けたい、とのこと…。

頭で理解しつつも感情面で嫌

まず、ルール的にそういったことが出来てしまう点に最大の問題があるように思えます。そのあたりの甘さ加減がそういった発想を生みます。なので憎むべくはルールを整備している部隊。ですが、ルール通りとは言え良心的に考えて普通それしないよねってことを何の罪悪感も無く当然の如くやろうとするその態度が気に入りません。せめてもう少し苦渋の決断な感じを醸し出してくれりゃまだしも…。

好き嫌いの感情で事業なんて引っ張れないので、その人は “仕事が出来る人” として剛腕を見せているのだと思います。不満をコメントすると、“じゃ良心的に考えて正直ベースで挑んだところで経営層にどう説明するの ? しかもこの件のみならず全体的に歪んだルールの中で管理されたモノだから、ここだけ正直にきっちりやったところで精度は変わらないだろうし” と言われてしまいました。それもまた然り、なのです…。

今回は不正という訳では無いのでその意向に沿う形で動くと思いますが、恐らくこういった感じの延長戦で不正が企業から起きているようにも思えます。どこからどこまでがセーフで、どこからがアウトなのか、分からなくなって来るのだと思います。サラリーマンあるある、ですかね…。

 - 父も勉強