読了 : 親といるとなぜか苦しい
このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたち、割とコツコツと読書にも取り組んでいます。特に竜子は普通に読書が好きらしく、本を与えておけば取り合えず飽きずにどんどん読むことが出来るようです。一方の竜太はそこまで本が好きでは無さそうです。最低限読んだら、違うことをしたがります。それでも二人とも継続的に読書している点は素晴らしいと思います。
読書する本の準備は図書館で借りることが多いです。そのついでに、私もたまに本を借りますが、新しい本のためか、いつも予約して何ヶ月も待つことに。本を買わずに済むので我慢して気長に待ちますが、先日、予約していた本の順番が回ってきたので借りて読んでみました。年末年始のお休み中だったので丁度良いタイミングとなりました。
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全体的に難しい
今回読んだ本は、“親といるとなぜか苦しい” という本です。もともとは竜太が広告を電車か駅で見かけて私に声をかけたことをきっかけに知った本です。タイトルが親としては痛切な感じがするので、どきっとしましたが、竜太はタイトルではなく表紙の絵に食いついた模様です。大きいペンギンが書いてあり、それに人が寄り添っている構図です。ペンギン好きの竜太からすると、ただの広告と見過ごす訳にはいかなかったのてしょうね。
広告に描かれた表紙の絵を竜太と共に眺めた後、タイトルに惹かれるものを感じたので、図書館で検索してみたところ、予約出来るようでしたので予約しておきました。いよいよ自分の番が回ってきて楽しみにして読んでみたのですが、ちょっと難しい感じがしました。客観的な表現やら説明が難しくて理解し難い。何となくわかったようなわからないような、そんな状態がずっと続きました。たまに事例紹介はあり、それは分かりやすいのですが…。
精神的に成熟した人って居るのだろうか
読了してまず最初に、世の中の親はみんな成熟していてそんなに出来た人間なのだろうか、と思いました。慌しく時間と心に余裕のない生活の中、そんなにみんな心だとか精神的な成長を遂げているのだろうか、と。私自身、この本で説明されている未熟な親の特徴に何点か当てはまりつつも、違うところもあったり、該当する親の言動とはあまり当てはまらなかったり、イマイチ判断出来ませんでした。
一方で、私自身の親のことを考えると、何となく未熟な親に該当するような気がしました。ただ、幸いにも私はそんな親から精神的にも経済的にも自立しており、距離も取れているので、この本で紹介されている方々のような悩みは無いのですが、場合によっては苦しむ可能性があったように思えます。
また、精神的に未熟な親のもと育つと、自身もまた精神的な課題を抱えるらしいので、私の気難しい性格は親の影響な気がしてきました。なかなか難しい本でしたが、取り敢えず読了です。また何か良さそうな本を見つけたら図書館に予約したいと思います。