日本の良いモノは海外顧客のために ?
このブログでは育児生活を中心に綴っています。生活の中で思うことをツラツラと書いていますが、世の中だとか社会だとか世界動向も普段からニュースを見て把握することに努めています。育児に取り組むだけでなく、社会人もしないといけないのが育児世代の辛いところです。
で、最近ふと思ったのですが、日本の良いモノは海外の先進国だとか富裕層からすると割安です。こういったモノって、近い将来、日本に住む日本人は享受出来なくなるように思えて来ました。
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お金になる相手を向く
日本にある良質なモノって色々あると思いますが、どれもこれもその品質の高さからすると割安です。これは日本が長い間デフレを迎えていたり経済成長出来ていなかったことに起因しています。こういった良質なモノを、日本に住む日本人は当たり前だとか当然に思えてしまっていて、企業が値上げすると客離れが起きる程です。
で、今世の中はコロナ明けのインバウンド消費、つまり海外から訪れる顧客に夢中です。円安も更なる拍車をかけて、日本の色々なモノがバンバン買われていきます。何とその対象は医療も含まれています。海外から医療目的で訪れる顧客を想定したサービス(病院の医療や宿泊するホテル等々) も用意されて来ています。
勿論、インバウンド消費向けに医療リソースが生み出されるなら帳尻は合うのですが、日本の高齢化の課題の一つとして医療リソース不足があります。病床が足りなくなる、という話もあります。そのくらい足りてない中、医療リソースが海外顧客に向いてしまうと、更に不足が加速しそうに思えます。
ガンプラも回転寿司も ?
日本のコンテンツは海外でも人気だったりします。例えば任天堂のマリオだとかポケモンだとか。ガンプラもそのうちの1つです。こういったものも海外顧客を向いてしまうと、値段が吊り上がって行くでしょう。子どもやプラモやガンダム好きが気軽に購入出来るモノでは無くなるかもしれません。既にガンプラはインバウンドによるモノなのか別の理由なのか定かではないですが、購入制限を設けている場合が割とあります。1 人 5 個まで、とか。
また、くら寿司のような回転寿司もこれからどんどん値上がりするように思えています。日本人にとっても回転寿司はコスパ良く満足度も高いので、インバウンド顧客からすると猶更です。しかも飲食産業はインフレや円安に伴う原材料高を抱える産業ですので、出来れば値上げしたいところです。値上げして日本人顧客が少しくらい離れたとしても、インバウンド顧客が定常的に入るのであれば、それはきっと渡りに船、でしょうね。
近い将来、こんな感じになりそうですが、果たして子どもたちが大人になるころにはどうなっているのやら。生き残れるかしら。うちの子たち。
