偏差値高い学校の文化祭は人気
さて気が付けば 11 月が始まっています。第二四半期末と第三四半期頭の忙しさに時間と心と体の余裕をなくしていたので、すっかり時の流れの感覚がマヒしています。本当に、一瞬で 11 月になったかのような錯覚があります。寒い日もあったりして、随分と秋が深まっていて、少しずつ冬の足音も聞こえて来ている時期になっています。この時期、色々な学校が文化祭を開催しています。学校関係者以外の人でも立ち寄ることが出来るモノもあり、今年 (2024) は子どもたちを連れていくつかの学校の文化祭に足を運んでいたりします。何というか、凄い世界があるものだと感心してしまいます…。
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楽しければ人が集まるという訳では無さそう
今年 (2024)、子どもたちが訪れてみた文化祭は、共学の中高一貫校、男子校の中高一貫校、女子校の中高一貫校、住んでいるところの割と近所の大学祭、です。残念ながら男子校、女子校はそれぞれ、竜太と竜子が分かれて行くことになりました。受験する可能性のある小学生とその保護者最大 2 名までしか参加することが出来なかったりするため、例えば女子校の文化祭に竜太を連れて行くことが出来ません。と言う訳で竜子と私が女子校に、竜太と嫁さんが男子校に行ってきた感じです。近所の大学祭は私が仕事で忙殺されていたので嫁さんに任せてしまいました。
で、この中で一番、規模が小さくイマイチな感じがしたモノは大学祭です。芸人さんのお笑いライブとかもあったり、学生によるお店も出展されていて楽し気な感じですが、それでも盛り上がりに欠ける、と。まぁ単純な話、その大学は偏差値が高い訳では無く人気ではない一方、他の中高一貫校は偏差値が高く、多くの小学生とその保護者の関心を集めていたので人気で、人気が故に文化祭の規模も大きいといった感じです。
頭が良い人は多岐に才能を持つ、か
偏差値が高い中高一貫校の卒業生は、有名で難関な大学に進学する生徒の数も多いです。学力の高い生徒が集まる学校ですので、そんな生徒の期待を裏切らない授業や指導が学校からは提供されており、色々と好循環が生まれているように思えます。そんな学校は勿論人気になります。まずは保護者が目を付けるでしょう。そしてその学校を目指す子どもたちが増えて、学校側は多くの志望者からポテンシャルの高い子を試験で選びます。そんな子たちが集まる学校なので、授業や指導のターゲットも絞られており効率が良いです。なので、勉強時間以外も捻出出来るらしく、学業だけでなく他の取り組みにも時間と努力を費やすことが出来ていて、文化祭とかではそれが惜しみなく披露されます。そして更に多くの保護者と子どもたちを魅了します。
とまぁこんな風に色々なモノゴトが効率よく好循しているような感じです。頭も良くて学業以外にも長けている子たちは、こうした効率化されたシステムの賜物です。そして親心としてはそんなシステムに子どもたちを乗せたいと思ってしまいます。その結果が、今の中学受験の異様なまでの激化です。