双龍の父、大地に立つ

双子座、AB 型、晩婚理系男子が双子を授かりました

児童書 : きみの鐘が鳴る

   

子どもたちが生まれてから、私の生活は随分と様変わりしました。文字通り、子どもたち中心の生活です。子どもたちがまだ 3 歳くらいになるまでは、子どもたちの病状に随分と悩まされ、忙しさと不安の中での生活を送っていました。3 歳を過ぎると熱や下痢の頻度が一気に少なくなり、そこからはあっという間に月日が流れた気がします。

そして今では子どもたちに対する悩みのタネが成長や病状よりも学力だとか勉強のことになってしまいました。贅沢な悩みである一方、かなり辛い悩みでもあります。小学生が 12 歳になる年度で挑む中学受験は本当に異常です。その悩みと様子を子どもたちと共に垣間見る良い本と出会えました。きみの鐘がなる、です。

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大人も楽しる児童書

この本は分類的に児童書となるようです。実際、図書館から借りる際も児童書として扱われていました。しかし児童書だからと侮ることなかれ、です。中学受験を目指して勉強に取り組むお子さんの親なら誰もが楽しめる内容と思います。

中学受験をテーマに取り上げたお話で有名なのは二月の勝者だと思います。がしかし、原作はマンガで全 21 巻のようですので、ちょっと長いですね…。ドラマ化もされてますのでそちらを観る方法もあるかと思いますが、ドラマは倍速再生でもしない限りお話が終わるまでの間、確実に一定の時間を奪われるのが悩ましいですし、原作の中で大事と思うポイントは各家庭や各自様々と思いますので、ドラマを観るくらいなら原作のマンガを読むべきです。一方、この きみの鐘が鳴る は一冊です。それでもしっかりとした読み応えがありますので時間およびコストのパフォーマンスが良いと思います。

受験生毎のドラマ

ドラマという言葉を使うとややこしいですが、中学受験には受験生毎にドラマがあります。受験に向けて取り組む小学生本人たちの頑張りは勿論のこと、それを支えて応援する周りの大人もかなり心と身を擦り減らして何年も過ごします。その集大成、結末は中学受験の結果になるので、どういった結果となろうとも、そこには物凄い感情や想いが込められたモノになります。上手くいったエピーソードと並行して上手くいかなかったエピーソードも多々あり、各家庭毎にリアルな物語があるのです。

果たしてそんな大変な取り組みを小学生がすべきか否か。私は異常と思っています。その一方で、合否関わらずこのような取り組みを経て小学校を卒業して中学に進学する子たちが沢山居る事実は知っておくべきと思います。その子たちが築き上げた学力は、間違いなく将来の勉強や取り組みの基盤となります。私は高校生の頃、そんなことも露知らず、そんな人たちと大学合格の限られた枠を争っていたのかと思うと本当にゾッとします。社会人になっての競争も然り、です。敵わないのも無理がありません。

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