老後に各自備える。教育費もあるし。
2019/06/15
前回、政府が金融庁のレポートを受け取らない
といった報道があったと記載していました。
金融庁のレポートによると
今の年休支給額の場合、
夫婦が余裕のある生活を退職後の寿命を迎えるまで続けると
毎月 5 万円くらい、支給額から不足するようです。
その不足分を、他界するまでの月日で積み上げると
どうやら 2,000 万円くらいになる模様。
これは計算結果という意味においては事実であり
しかも今更明らかになった訳ではなく
老後の生活費について課題意識を持っていた人であれば
既に気付いていたことです。
それなのに、政府がレポートを受け取らないとは
一体どういうことなのか…。
泥の汚れが全て取り除かれてキレイな大根しか
受け取らないということですかね。
さて、それはさておき。
では 2,000 万円不足への対応を
各自どうすればよいのか、といった建設的な検討を
各自、取り組むべきと思います。
スポンサーリンク
30 年あればなんとかなる
30 年間、貯金だけで何とか 2,000 万貯めようとすると
国内の預金金利は 0 に等しいため、
単純に、2,000 万円 / 30 年 / 12 ヶ月 = 5.56 万円 / 月
となります。
共働きで育児や介護が無ければ
何とかなりそうな数字感でしょうかね。
でも実際には育児や介護をする人も結構多いと思いますので
少しだけ投資の要素を入れて
毎月の積立額を少し軽減してみます。
例えば夫婦 2 人が毎日お弁当を作ってお昼に食べる場合
材料費や光熱費は夕食とかのついでに作る前提で 0 と仮定すると、
ランチ費を 1,000 円換算にすると、毎食 1 人 1,000 円浮きます。
つまり、
夫婦 2 人 x 1,000 円 x 20 営業日 = 40,000 円 / 月 節約出来ます。
この節約分を
現状の米国債相当の利回り 2% で福利 30 年運用すると
30 年間で 19,862,132 円になります。
ほぼ 2,000 万円、用意出来ますね。
教育費や介護費が辛い
毎月、夫婦で 4 万円を捻出することは
まぁランチを節約すれば出来そうですが
実際には子育てに伴う教育費や
親の介護費もあるので
それらの課題も解決しようとすると結構大変そうです。
介護はよくわからないのですが
教育費については、私立と公立、文系・理系、
家から学校に通うのか、一人暮らしさせて通うのかとかでも
結構費用の幅があるようです。
もちろん、海外留学とかすると更に跳ね上がりそうです。
海外留学無しで、私立の学校前提にすると
1 人あたり 2,500 万円あたりの数字感を
internet で見かけたこともあります。
しかも、老後の対策よりも期間が短く
子どもが 18 歳くらいには高校を終えて大学スタートする感じです。
幸いにも、2,500 万といった塊が
どんと一括で請求される訳ではないので
子どもの年齢に合わせて計画建てて用意する感じになりそうです。
そんな中、老後の 2,000 万円不足を解決するのであれば
やはり投資という手段を取り入れて
毎月の積立額は少なくして余裕を持ちたいですね。
こんな風に、
政治に振り回されることなく、事実を事実として捉えて
各自、備えるが吉です。