米国債 (10 年) の利回り低下
2019/08/31
今日は久しぶりにお金のお話をします。
資産形成とか、老後の生活費だとか
そんな小難しいを
子育て世代は育児で時間を奪われる中でも
しっかり取り組む必要がある時代です。
育児観点で言えば
教育費も関わってきます。
なので、現代を生きる子育て世代は
・仕事
・家事
・育児
・資産形成
の 4 本柱を必死に支える生活な訳です。
どうりで毎日ヘロヘロな訳です。
4 つ目の資産形成には
英語学習といった自己研鑽も含みます。
人材としての魅力が増せば
仕事の収入増もしくは収入の安定に繋がり
それは立派な資産です。
で、話を戻しますが
今日は資産形成の中でも
文字通り、お金の話です。
何についてかというと
米国債の金利についてです。
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3% 前後だったのが嘘のよう
資産形成をする際、
色々な手段がありますが、
証券ベースでは、メジャーどころは以下の 2 点に思えます。
・株式
・債券
最近、通説がかなり覆っていますが
景気が良いときは株式価格が上がり
景気が悪いときは債券価格が上がる
と言われています。
なので株式と債券の保有のバランスを取ると
好景気時期も不景気時期も
資産が安定すると言われています。
で、債券の代表的なモノとして
日本人には日本国債の馴染みが強いかもしれません。
なぜなら、購入してないように思えるかもしれませんが、
銀行に預金すると、
日本国債を間接的に購入していることになりますから。
ですが、グローバルの視点で見ると
日本国債なんてマイナー中のマイナーです。
保有者の大半が日本人です。
一方の米国債は
米国以外にも保有者が多いくらいメジャーです。
で、景気が良いときは
債券の価格が下がると記載しましたが
一般的に景気が良い状況になると
経済活動にブレーキをかけるため
金利が上昇します。
金利が上がると、
過去に発行した低金利債券の価値が下がりますので
好景気には債券が下がるという通説が成り立ちます。
で、今、米国債 (10 年) の利回りはいくらかというと
何と 1.5% 前後…。
以前、このブログで触れていたときは
3% もあったので、
気がついたら半分近くに。
びっくりですね。
買っていたら失敗かというとそうでもない
このブログで紹介したこともあるため
もしかすると
それをヒントに米国債 (10 年) を
直接もしくは間接的に購入した人も居るかもしれません。
ですが、今の金利は 1.5% 前後で
以前紹介したような
3% での運用イメージは破綻します。
この意味においては、想定以上の金利低下のため
私の考察は結構、的外れとなりましたが
では購入してしまった人は
辛い思いをしているかというと
そうでもないように思えます。
なぜなら、当時の米国債を購入した人は
金利 3% の債券です。
現状は 1.5% 前後。
なので、同じ 100 万円の債券だったとしても
当時のものは 3% の 3 万円が配当で貰えるのに対し
現時点のものは 1.5 万円の配当になってしまいます。
その分、当時の債券の方が価値があり
高価格で売買出来るのです。
ここまで記載すると
債券を買うべき、
と私が言っているように思えるかもしれませんが
決してそういうことではありません。
そもそも自身の投資に
債券ベースが適しているのか
株式ベースが適しているのか
といった判断は、各自しっかりしましょう。
敢えてネガティブな情報を共有すると
世界的に債券の発行額が
どんどん増えているとも聞いたことありますし
債券を用いた経済の流れというのは
過去は機能していましたが
これからは本当にこれまで通り上手くいくのか
少し懐疑的に居ます。
まぁとは言え、
当面はこれまで通り
ディフェンシブな資産形成として選択肢として残るとは思います。
ただ、日本国債は止めておきましょうね…。