所得は分配済み ? (日本)
子どもたちが生まれてから
時間に余裕の無い生活が続いています。
が、英語の勉強だとか、経済や資産形成に関する勉強は
細々と継続しています。
専門ではありませんが、経済的なところは常々アンテナを高めており
その中の一環として、経済ニュースを見るようにしています。
で、細かいところや正確な所は分かっていませんが
先日、面白いチャートが紹介されていました。
日本国内における収入レンジと人の分布です。
中間所得層が多い日本を再認識した気がします。
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富裕層の割合が圧倒的に少ない
ニュースで見たチャートでは
日本においては、中間所得層が物凄く厚く、
所得税率で言えば 10% 代。
所得税率 20% 以上の人口分布は物凄く少ない。
一方で米国と比較すると
高所得者の割合が結構大きかったりします。
この場合、分配を掲げて
高所得者の増税も意味が分かります。
もう少し分配して格差を緩和しよう、と。
一方の日本において
高所得者に目を向けて分配したところで
高所得者はそんなに多く居なく
中間所得者以下が多いのだから、
一人当たりに分配されるリターンも大したものにならず
結局焼け石に水のように感じます。
高所得者をターゲットに増税するよりは
中間所得者の収入を増やして、
増えた結果、累進課税によって税収が増えるストーリーの方が
よっぽど理にかなっているように思えました。
収入が多い人は恵まれているのか ?
菅政権から岸田政権に交代され、
解散総選挙となり、
各党は民意を問う形となっています。
各党の主張を取り上げるニュース番組もいくつかあります。
私が見たモノで、
とある党がこんな説明をされていました。
恵まれた人からは税金を頂いて分配する
みたいな感じの表現でした。
一字一句、一致している記載ではありませんが
趣旨はそんな感じ。
私が気になったところはしっかりと一致しています。
どこの部分かというと
恵まれた人
という点。
その人の説明では、収入・所得が多い人は
恵まれた人、なのだそうです。
これ、本当ですかね..。
勿論、収入・所得が少なくて不自由な生活をしている人より
収入・所得が多い人の方が選択肢が広く
その意味では恵まれているのかもしれません。
が、その収入・所得を得るために
その人は何を犠牲にして来たのでしょうか。
恐らく、多くの時間を失っています。
もしくは家族との絆も犠牲にしたかもしれません。
また、メンタルをすり減らしている可能性もあります。
健康を害しているかもしれません。
色々と犠牲にした結果のリターンです。
恵まれているので他者に手を差し伸べて分配しなければ
けしからんと言われるような存在なのでしょうか…。
決してそんなことは無いと思いますし
分配するにしても、
その方には
多くの人が
感謝したり尊敬できるような形にしてあげたいものです。