無条件に許すのが親の務めか
昨日、竜子の困ったっぷりを記載していました。竜子が将棋やらモノポリーやらのボードゲームで負けたときの癇癪が酷くて、見ていてイライラします。礼儀の欠片も無いその言動は本当に苛立たしく、他人ならまず間違いなく距離を取りたいと思ってしまいます…。ですが竜子は家族です。大切な娘です。感情的になってしまってはダメなことは分かりますが、家族だからこそ、大好きだからこそ、感情的になってしまいます…。
それでも受け止めることもしなくては、と怒ってしまったことを反省していた矢先、また竜子がやらかしてしまい、また憤慨してしまいました。今回は私の怒りも収まらず、本当にもう我慢の限界が来た感じがしましたが、今、落ち着けています。頭と考えがクリアになりました。この繰り返しがキツイですね…。
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ええ格好しい・正当化
今回の竜子の言動は、竜子自身の正当化です。私から “そんなことするな” と叱られる、小言を言われることが分かりきった話なので、そんなこと言われたくないための、竜子なりの自己正当化でした。その気持ちも物凄くわかります。ただ、今回私が憤慨してしまった点はそこではなく、その自己正当化のためについた嘘です。
竜子は食事が遅かったり、朝の身支度の場合は長い髪を整えたり、シャワーやお風呂も時間がかかったり、何かと時間不足になりがちです。かといって要領が良い方でも無く、色々と後手後手になることが多いです。そんな時間不足な竜子です。先日、竜子が漢字検定に向けて問題に取り組んでいる際、私は妙な消し跡があることに気付きました。問題ページの下半分が全て、消しゴムで消した跡があります。何のために消したのか問うと、“合っているかわからなくて間違ってそうだから” と竜子から回答がありました。これが今回の竜子の正当化です。
正当化のための嘘で自分を苦しめる
最初に書いただろう回答が薄く残っており、誤答を消したと考えるには消す範囲が広範囲過ぎる。“合っているかわからなくて間違ってそうだから” という理由にしては不自然です。それであれば部分的な消し跡になるはず。疑ってみると、“嘘じゃないよ、本当だもん !” と力強く回答。信じられる訳がありません。その時点で私はもう嘘だと思っていますので、かなりイライラしていました…。嘘なら嘘だったと言って正直にならないともっと怒ってしまうことを忠告しても、竜子は自身の正当化を引っ込めることが出来ず、嘘じゃないと主張。
仕方ないので放っておいて、竜子がその問題を終えるのを待ち、竜子の回答を見てみると、最初に書いただろう回答の跡が見えなくなるような形で答えが記載されていました。まるで一度消した事実を隠すかのように。やはり何か違う理由が合ってそれを隠している様子でした。何度となく、何を聞いても、“うーううー” しか言わず、肯定なのか否定なのかもわからず。もう私は業を煮やして竜子に愛想をつかしていました。“声に出して話せないなら書け” と言うと、消しゴムで消した理由は “消しゴムを白くしたいから消したかった” と書いてありました。そんなくだらない理由なら、最初に聞かれたときに答えたらここまで悪化しなかったでしょう。呆れてもう竜子を許すこともしたくなくなりました。
今朝も竜子を許す気持ちになれずイライラしていました。案の定、竜子は相変わらず色々と不注意なことが多くて失態だらけ。イライラカリカリしながら子どもたちを学校に向けて送り、帰宅して在宅勤務開始しました。子どもたちが居ない環境で一人で居ると、ようやく気が紛れて怒りも静まってきました。今日、学校から帰ってきたら竜子を許してあげて、私からもゴメンナサイを言おうかと思います。竜子が正当化のために嘘をつくと言う態度は許されるモノではありません。それで信頼を失うことになりますから。ですが、それでも無条件に許すのは、親の務めなんでしょうね。親、ですから。
