竜子の意図を汲み取り損ねた (帽子)
子どもたちとずっと生活を一緒にしていますので、もう無意識にでも子どもたちの会話レベルに合わせてコミュニケーションを取っています。ただ、明らかに変な説明やモノゴトの未整理だったりだとか、責任転嫁してそうな言い訳についてはこちらで勝手に捕捉することは止めて、発言の意図の確認をしていたりします。とこんな風に書くと物凄く丁寧に日々しっかりと子どもたちに向き合っているかのように聞こえますが、ほとんど流していたり、子どもたちの意図を確認するケースの大半は子どもたちを私が叱っているケースだったりして、かなり乱暴な会話になっていますので、理想には程遠い育児になっています。
そんな折、先日、竜子の気まぐれかと思った言動の意図を、後から気付いてしまい、もう少し寄り添ってあげるべきだったと後悔してしまいました。
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急な帽子変更
とある学校の行事の日、竜子はいつも被っている帽子と違う帽子を選びました。学校行事なので帽子含み衣類には色々名前を付ける必要があり、想定と違うモノを選ばれると名前が無かったり、帽子に関しては顎紐付けてなかったりで選び難い感じでした。急な対応は出来ないと嫁さんと私で否定する形になってしまい、竜子が拗ねてしまいました…。帽子を選ぶタイミング、もう出発時間が来ていて早く家を出ないといけない状況でしたので、嫁さんと私は余計に荒っぽく竜子に話してしまっていました。特に私。
ちなみに竜子は普段からこんなことがよくあります。最後の最後の土壇場で、周りが想定しない行動を取り結構周りをかき乱します。まぁ竜太もしますが、またそれが出たか、と思ったのでした…。
可愛いネコのワッペン
嫁さんは気付いていたのかもしれませんが、私はさっぱり気付きませんでした。子どもたちが出発して私は在宅勤務で家にいたので、竜子が選ぼうとしていた帽子に再度目が行きました。手に取ってみると、その帽子には可愛らしいネコのワッペンが付いていました。リバーシブルの帽子で、表面にも裏面にもそれぞれ違うネコのワッペンが。もしかすると竜子は学校のイベントで、そのネコのワッペンをお友だちに見せたかったのかもしれません。
そこまで竜子の気持ちを汲み取ることは出来ませんでしたし、もしかすると違うかもしれません。竜子に聞いたところで正直に話しても貰えなさそうですので、真相は謎のままです。ただ、割とその可能性はあるように思えます。竜子の機嫌が良いときを見計らって、聞けそうなら聞いてみたいと思います…。
