(1) が続く問題のヒント
このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたち、毎日コツコツと勉強しています。勉強ばっかりさせやがって、と思われる人も居るかもしれませんが、それについてそこまで強く否定出来ません…。ただ、強いて言えば、うちの子どもたちはピアノだとか水泳にも取り組んでいたり、学童で習字とかいくつか習い事にも取り組んでいたりしていて、受験に必要なアカデミックな教科以外の取り組みもかなりやってます。そのため、気を抜いていると勉強に十分な時間を回せなくなるので、何とか両立出来るようにタイムマネジメントしています…。その結果、自由に遊ぶ時間がかなり少ない点が物凄く気がかりです。がしかし、もう “辞めたら ?” と問うても断る子どもたちなので、既にパンクしていますが毎日何とか継続している感じです。
前置きが長くなりましたが、子どもたちの取り組みの中で算数の問題演習がありますが、これが何だかもう中学だとか高校の問題見たいに感じるのです…。
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本当の意味の算数
算数だとか数学と聞いて思い浮かべるのは計算だったりしないでしょうか。私もそういうイメージがあります。がしかし、実際に算数やら数学における計算問題は、誰でも解けるはずであろう基礎能力として用意されていたりします。決められたルールを効率良いステップで算出していくだけですし、こういった処理は、将来大人になったときに自分でやらずに Excel だとかのソフトウェアだとかをパソコンとかのデバイスで使って取り組む方が現実的です。
では算数だとか数学ってどんな感じなのかと言うと、問題に記載された内容を理解して、咀嚼して、分析して、問われている答えに辿り着くアプローチを考えて、情報を分解したり結合したりして整理したり、図を描いたり。そして解法を考案してそれに沿った立式をして、作った式を計算問題として解いていって答えに辿り着く感じです。本質は立式するところまで、なのです。
出題者の親切
高校の試験のときに、問題文に続く形で (1)、(2)、(3) みたいな感じの小問に分かれている構成がありました。これ、実はそれぞれが独立していることは稀で、(1) や (2) の結果を上手く使うと (3) が簡単に解けるようになっていたりします。なので、そのステップを思い付くところを回答者に求めていない分、難度が下がります。一方、(1)、(2)、(3) と別れていなくて、(3) の質問だけ本文に記載されている場合もあります。こちらの場合は、自分で (1) の情報を求めることを思い付いて、続いて (2) を自分で求めて、問われている答えを導くようなアプローチになりますので、その発想力まで求められますので、難度が高いです。
うちの子どもたちは小 3 ですが、既にそういった (1)、(2) の結果を上手に使って (3) を解くような問題に取り組んでいます。中学受験を意識した演習と思います。高校のときに私が取り組んでいたような問題構成を今の時代、小学生も取り組むとは…。この手の類の問題は、出題者の親切をいかに気付いて感謝するかどうかです。竜子は大丈夫そうなのですが、竜太が (1)、(2) を意識せず (3) にゼロからアプローチして詳細を詰めた後に (1)、(2) の答えを出すスタイルなので、問題が難しくなったときに歯が立たずお手上げ状態になりそうです。竜太の偏見・偏食がここでもまた足かせになりそうです…。