追い付くことの大変さ

このブログでは何度も触れていますが、うちの子どもたち、毎日コツコツと勉強していて偉いです。そこまで毎日頑張っているのだから、さぞかし良い成績なのだと思われるかもしれませんが、残念ながらそんなこと無く、子どもたちの努力がなかなか報われないのが可哀相な感じです。先日も子どもたちが通う塾でまとめテスト的なモノがあり、その結果の詳細がアナウンスされました。竜子は平均位、竜太はびっくりするくらい悪い結果となりました。
子どもたちの志望校だとか努力量から考えると、結構絶望的な結果になりました。出遅れていることが分かった今、追い付こうと頑張るのですが、それはまたいばらの道となります…。
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トップ集団以上の進捗・スピードが必要
“追い付く” という行為はかなり厳しいモノがあります。遅れている立場から前の集団と差を縮めていく必要があるのですが、前で先行している集団はじっと立ち止まっている訳ではありません。この集団すら気を引き締めてどんどん前に進みます。前に居るだけあって、その道に長けていることもあり、そもそもの推進力が後続と異なります。
そういった集団に追いつくために差を縮めるということは、その推進力以上の進捗だとかスピードで取り組む必要があるのです。簡単な話、時速 10km で走る集団に追いつこうとする場合はそれ以上の時速 11km とか 12km の速さが必要です。ですがそんな速さが出ないから今のポジションに至る訳で、精一杯頑張っていても時速 7km くらいしか出せていないところからどうやって時速 5km 分の加速をするのかという極めて難しい課題が残ります。
精一杯やって今の速度だというのに
うちの子どもたちの場合、既にコツコツと勉強しています。割と多くの時間を充てて、一生懸命努力しています。それで今の速度な訳で、今のポジションです。トップ集団に追いつくために加速するような追加の努力は時間的・体力的な制限でもう無理があります。この事実がかなり絶望的に感じます。
どこかでコツを掴んだり、覚醒するような感じが訪れる人も居るようです。恐らく心の成長が一定の閾値を超えた瞬間に色々なモノゴトがスーーっと見えて来て分かって来るような感じなのだと思います。そういった状態になると、物凄い加速になり、トップ集団よりもスピードが速くなり、その差分だけ少しずつ差が縮まります。ただ、一気に差が縮まる訳では無く、差分だけ少しずつ縮まり、少しずつ追い付く感じなので、早くそういった状態になると追い付けるのですが、例えば小学 6 年の 1 月でそうなったとしてももう追い付けません…。精神年齢が低いうちの子どもたち、本当に追い付けるのか怪しくなってきました。あんなに頑張っているのに、不憫で仕方ありません。