650 円スマホに騙されてはいけない
2016/10/25
先日、ドコモから 650 円スマホの販売が発表されました。
MVNO による格安スマホへの対策とメディアでは言われています。
消費者としては、MNO、MVNO 関わらず、
市場競争を経て価格が適正化されることは welcome です。
ですが、このドコモが販売する 650 円スマホ、
本当に安いのか各自のユースケースでよく考えた方が良いです。
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大手携帯キャリア利用時の通信料
大手携帯キャリアを利用していると、
毎月の携帯利用料金は冷静に考えると結構な額を毎月支払っています。
もちろん、プランや使い方にも依存しているため
人によってはお得に使っており高いとは思っていないかもしれませんが、
具体的な額で言うと、大体 5,000 円前後から 7,000 円前後を
1 回線 (1 番号) あたりに支払っているのでは無いでしょうか。
もちろん、もっと支払っている人も居ると思います。
例えば 2 年間、5,000 円 / 月を払い続けたとしたら
合計で 5,000 x 12 x 2 = 120,000 円 です。
端末代が 650 円とすると、2 年で合計 120,650 円ですね。
MVNO 利用時の通信料
MVNO も今や色々なプランがあるので、
こちらも一概に安いとは言い切れませんが、
例えば音声つき SIM で 2,000 円 / 月だったと仮定し、
SIM フリー端末を 30,000 円で買ったとすると、
2 年間の総額は以下のとおりです。
2,000 x 12 x 2 + 30,000 = 78,000 円
先ほど試算した大手携帯キャリア利用時と比べ、
約 40,000 円、安くなっています。
自分の場合はどうか見極める
勿論、大手キャリアでは通話料が無料で通話し放題かもしれませんし、
MVNO の音声つき SIM を使って電話をよくすると
毎月の支払いが 3,000 円や 4,000 円になる人も居て、
比較すると大手携帯キャリアの方が有利になる人も居ると思います。
端末代が安いからという理由だけで飛びつかず、
冷静に色々と試算して判断する必要があります。
その辺りの検討が面倒な人は、利便性を買うという意味で
大手携帯キャリアを使うという考え方もあると思います。
そのような決め方も含み、自分に合うものを選んで決めた方が良いです。