武器を作る (ダンボール)
2018/02/23
少し前、カンブリア宮殿にダイソーが取り上げられていました。
言わずと知れた 100 円均一のお店ですね。
創業者の現社長は
なかなか不遇な環境でこれまで生きていたみたいで
ここ 5 年くらいでようやく、
死ぬことを考えずに精神的に楽になった
と言っていたのが驚きでした。
5 年前って既にダイソーは圧倒的な存在がありましたし、
そんな企業の社長がまだまだ経営に不安を抱いていたとは。
色々と苦労され、頑張って頑張って成功されたみたいですい、
100 円だからといって粗悪品を出さないように
100 円で精一杯の品質を実現出来るように努力されているようです。
円安やインフレ時には厳しい事業ですが、
引き続き頑張って面白いものや便利なものを提供して頂き、
我々の生活を豊かにして頂きたいものです。
で、この豊かさってので
少し思うところがありました。
子どもの工作についてです。
スポンサーリンク
ダンボールで色々作る
私が小さい頃、
ファミコンが発売され、
ドラゴンクエストが大人気にもなりました。
そのためか、洋風な RPG の雰囲気が私も大好きで
ゲームや漫画・アニメに登場する
洋風の武器防具が大好きでした。
ダンボールを切り貼りして剣を作ったり。
腕にハメる爪みたいなものを作ったり (笑)
随分と懐かしい記憶ですが、
ダイソーをテレビで見るまで
そんなことで楽しんでいたことさえ忘れていました。
労力無しでしかも安価
なぜダイソーでそんなことを思い出したのかというと
何やら、RPG の武器のような斧まで売っていそうでした。
恐らく、剣もあると思われます。
いくらか不明ですが、ダイソーなので基本的には 100 円と思います。
例外であっても数百円です。
で、前述のようにダイソーは限界まで品質に拘ってくれます。
海外の安い人件費や工場での大量生産、ダイソーでの大量販売。
そのため、100 円のおもちゃの武器でも結構しっかりしていて
子どもが遊ぶ分には十分だったりします。
となると、私がダンボールで作って遊んでいたようなことは
非効率的ですし、もっと美しくてカッコイイものが
親の手伝いをして数百円貰うだけで手に入る訳です。
豊かな生活になったため、
労力をかけることが不要なものも出てきました。
結果的に
作る喜びであったり
作る過程で学べるといった機会が損失しています。
もちろん、ダイソーには素材も売っていますので
売っていないようなものを作れば良いのですが。
豊かになって労力をかけなくなった分
子どもたちは
他の新しいことに時間や興味を費やすのでしょうね。
そんな感じで、親の経験があまり生かされなくなります。
そんな時代の移り変わりに
我々親世代は必死についていって、何とか子どもたちを見守ります。
最後、追いつけなくなるタイミングで
既に子どもたちが自立できていると良いですね。
