1 から 10 まで言えても数えられない
2019/04/30
先日、こどもちゃれんじの教材で
ドーナツの形をしたものがあるのですが
これを使って子どもたちと遊んでいました。
ドーナツは
ピンクのイチゴチョコ味と
焦げ茶のチョコ味の 2 種類合って
それぞれ 5 個ずつあります。
もともとこの教材は
数を数える練習がてら遊ぶモノのようですので
その狙い通り、子どもたちに数を意識して貰おうと
こちらから色々聞いてみました。
すると、意外なことがわかってきました。
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3 つまでは簡単、4 から難しい
よく一般的に
人間は 7 個以上のモノを瞬時にカウントできず
全て、
多数 (いっぱいある)
と言った括りで見てしまうと聞きます。
例えば 5 個、モノが存在する様子を見たら
5 個ある
と認識出来るみたいですが
それが 7 個以上あると、
何かいっぱいあるな
くらいの認識になるそうです。
ではうちの子どもたちはどうなのかというと
2 つまで、3 つまでは瞬時に数がわかって
2 個 !
3 個 !
と順調に言ってくれます。
がしかし、4 個になると止まります。
竜太 (仮称) に関しては
4 個よりも 5 個と言いたいようです。
4 個が難しいらしいのです。
これ、もしかすると、
1 から 10 を言ってみる際にも、
4 は
よん
ではなく
いち に さん し
と言うので
4 個、というのがわからないのかもしれません。
言っているだけでカウントしていない
ドーナツのおもちゃを 4 つとか 6 つ並べたときに
4 個とか 6 個とか言えないので
じゃ、数えてみよう
と言って数えるように促すのですが
子どもたち、
まだカウントするという概念が
薄いようです。
特に竜太 (仮称) は顕著で
目の前に 4 個しかないのに
頭の中で 5 個 と言いたいと思っているらしく
いち に さん し ご !
とカウントしてしまっています。
もちろん、数える際の指差しもメチャクチャです。
1 から 10 までは言えるのに
モノを数えるという概念が無いようです。
なので、1 から 10 を言うことも
歌の歌詞のようにしか捉えて居なさそうで
その意味合いとかはさっぱりわかっていないみたいです。
これには結構、びっくりしました。
言語 (1 から 10 まで言える) と非言語 (カウントする) は
別々に発達して理解するようです。
さて、大変ですが、
根気強く教えていかなくては…。