個の時代 v.s. 管理統制
2019/09/13
仕事、育児、家事でほとんどの時間を消費し
毎日、疲弊する日々を過ごしていますが
世間知らずにならないように
経済ニュースは細々と継続的にチェックしています。
その中で、先日、ニュースで見かけた情報について
かなりの難しさを感じてしまいました。
最近の国際的な動きとしては
香港のデモについてのニュースが
ほぼ毎日、報道されています。
まぁほぼ毎日報道されていると記載しましたが
各自がチェックするメディア次第では
毎日ではないのかもしれません。
少なくとも私が確認しているメディアでは
ほぼ毎日、です。
で、興味深く思った点は
香港のデモ、
リーダー的存在が統率してデモを計画・実行している訳ではなく
SNS での呼びかけで、各デモが実行されているとのこと。
これは一昔前からすると物凄いことに思えます。
個が自身の表現する場として SNS があり
個と個が表現を通じてコミュニケーションを取る場に
SNS はなっています。
つまり、個と個を繋ぐものです。
まぁ広告とかもありますが、それはさておき。
で、その個と個の結びつき、つまりネットワーク上で
呼びかけがあって、デモ実施のような
あの手の大掛かりな行動が実行されている訳です。
これは統制したい側からすると非常に厄介です。
で、この傾向への対策になっているのかもしれませんが
管理したい側は、結構なことをし始めているようです。
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個の発信を根拠に圧力
何と、ある従業員が SNS で何か発言したりすると
その発言をしている者を管理したい側が探し
その従業員の勤め先に圧力をかけて
解雇してしまう、
といったことが生じているみたいです。
こんな前例が出てしまうと
その他の SNS 利用者は
自身の生活がかかりますので
思ったこと、本音を SNS で発信出来ません。
例えば前述のデモについても
デモの呼びかけをしたり応じている人たちに
前述のようなやり方で圧力をかけることが出来てしまいます。
そんなことが起きると
個は SNS で発言・発信することを避けるようになり
前述のような傾向、つまり SNS で呼びかけがあり
大きな動きが実行される
といった事象すら起きなくなります。
個の時代と言われる傾向を促進したのが SNS と思いますが
その傾向を、力技で押さえ込むような話です。
このような事象が海外で起きているようですが
国内でも起きるのかは不明です。
また、是非についても判断が付きませんが
これではまさに
口は災いのもと
ですね。
事と次第によっては
Youtuber の存在も、
将来的には危ぶまれそうです。