双龍の父、大地に立つ

双子座、AB 型、晩婚理系男子が双子を授かりました

不自由は宝かも

      2020/11/12

子どもたちが生まれて

一緒に生活するようになり

子どもたちは当然、

最初は自分の意志で何かすることは勿論なかったのですが

今ではあれがやりたいこれがやりたいと

色々なモノに興味を示します。

特に保育園での流行りモノは気になるみたいで

少し前までは

アナ雪だったりプリキュアだったりシンカリオンだったり

今では専ら、鬼滅、鬼滅、です。

本当に市場のマーケティングに敏感です。

自然体で好きなことをさせたいと思いますが

ここまで利潤を求めたビジネスのマーケティングの力が

子どもたちの興味心に影響してしまうと

手放しに子どもたちの興味心に応じてあげるのも

躊躇ってしまいます。

そんな中、子どもたちが少しずつピアノを練習して

上達して楽しそうにしている様を見ると

何も選択肢の多さだけが幸せだとも

言い切れないように思えました。

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分かり易い面白さには罠

外食すると、美味しいご飯を食べられて楽しいですよね。

外で買って食べる食べ物は

本当に分かり易く美味しくしていると思います。

具体的には味付けの濃さ。

勿論、もっともっとグレードの高い飲食店に行けば

話は随分と変わってくると思いますが

一般的な飲食店で美味しく食べられている料理は

殆ど、味が濃ゆく、

多くの人が美味しいと本能的に言えるにしています。

例えば油。

人間は本能的に油を求めると聞いたことがあります。

本能的にエネルギーの摂取を生物として優先するらしいです。

外食において、顧客を魅了するために

長期的に効果が出るような健康への配慮よりも

短期的に魅了してファンにする味で攻めますので

油や塩はしっかりと使います。

チーズ味なんて、最たる例に思えています。

これと同じようなことが色々なコンテンツでも生じていると思います。

物凄い力でマーケティングされていたり

分かり易い魅力で魅了したり。

確かにそんなコンテンツは

難しいこと考えずに普通に面白いです。

がしかし、そこに時間を多く使ったところで

残るものは少ないように思えてきました。

急がば回れ、かも

分かり易く、楽しみやすく、手っ取り早く

映画やアニメや漫画を見ることに比べて

少しだけハードルが高いコンテンツがあります。

例えば活字の本での読書。

マンガじゃないです。

活字の、小説とか自己啓発本だとか歴史本だとか何だとか。

読み始めるまでは全然興味も湧きませんが

読んで習慣になると味わいが出て来ますし

語彙力だとか読解力教科にも繋がります。

あと、子どもたちが取り組むピアノ。

楽しくノビノビと弾けるようになるまで

途方もない年数を要します。

多くの人が楽器の練習を途中で挫折して

他の面白いことに時間を奪われて

楽器はホコリを被る状態になります。

でも手足のように楽器が使えるようになると

演奏することが楽しくて、

人生の宝になるほどの趣味になります。

そこまでが長すぎますし

前述のように簡単に面白さを感じるコンテンツが

マーケティングの力で周りに沢山あります。

ですが、もしこれらの単調なコンテンツと遮断されていて

ピアノくらいしか楽しむものが無かったらどうでしょう。

その人は詰まらない人生でしょうか。

でもその人はピアノを楽しめますし、ピアノが上手になります。

映画・アニメ・漫画・テレビ番組をこれまで見た時間分、

楽器の練習に回せた人生を想像してみて下さい。

今や youtube を使えば自己表現の場もあります。

そんな人の人生は、とても豊に思えます。

何も選択肢の多さが豊かさと直結するのではなく

取捨選択と、その先があるコンテンツに触れ続けることが

人生において重要に思えてきた今日この頃でした。

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