合格 : ITIL 2011 Foundation
2020/11/21
このブログで何度か触れていますが
この歳になって、
応用情報技術者の試験勉強を細々と続けています。
正直、情報処理の学位を持っていますので
こんな国家資格無くとも
相当の勉強と研究をしたことは裏付けられている訳ですが
日本人は資格大好きです。
資格持っている人は信頼出来ます。
雇用者も顧客も
国家資格を持っている人を相手にしたい訳です。
ということもあり
SE やっている従業員は
理想的に言えば高度区分の情報処理技術者、
無理でも最低限、応用情報技術者の資格を取るという
不思議ノルマが生じてしまいました…。
そんな資格を求めずとも
大学の卒業証明書とか成績証明書でも見てくれと思うのですが、
そうもいかず。
仕方なしに勉強を続けていますが
そんな中、また別の施策が社内で始まり
ITIL 2011 Foundation のセミナ受講および受験することに…。
で、先日、結果が返ってきましたが、無事合格となりました。
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サービス提供事業の従事者にオススメ ?
ITIL って何 ?
みたいな説明は
他サイトに上手くまとまったモノがあると思いますので
google とかで検索してそちらを閲覧下さい。
ここではざっくりとした説明に留めます。
ざっくりいうと、サービス企画・設計・構築・運用提供の tips です。
ただの tips ではなく、
ベストプラクティスをリファレンスとして
汎用的にまとめ上げたものなので
我流で取り組むよりも参照して取り組んだ方が
成功の確度がぐっと高くなる
といったモノです。
その謳い文句に共感した社内の人が企画してしまって
結構上の人から承認貰ってしまったモノだからさぁ大変。
SE は最低レベルの Foundation のセミナを受講して受検しましょう
という流れになってしまったのです…。
何となく胡散臭く感じながらも
何とか前向きに捉えて取り組んでみたのですが
これが結構微妙に感じてしまいました。
ITIL を勉強するとお客様やパートナーと同じ言葉で会話できる
と言われていましたが、若干その点については懐疑的に思えました。
用語定義が独特
もともと ITIL は海外 (確か英国だっけな ?) から発祥させていて
日本語への翻訳も厳格に管理されている模様。
その中で選定された日本語の単語が
どうにも微妙なものもあったりしていて
結構分かりにくい点も多々あります。
なんかもうイチイチ、
ITIL で言う xxx は~
みたいな枕詞が必要なくらいです。
その枕詞無いと、
世間一般でいうところの別の意味があったり
前述したように私は情報処理技術者試験の勉強も取り組んでいますが
そちらで使われる用語では少し別のニュアンスの意味合いだったりと
非常に紛らわしい…。
果たして受験して資格取得する価値があるかというと
全くサービス開発だとか提供だとか運用の業務に就いたことが
無かったり経験が浅いなら、
良い勉強になると思います。
がしかし、実務経験がありそれなりに色々考えてきた人なら
何か別に無理してまで取り組まなくても…というのが
率直な感想です。
もう本当に、資格に踊らされるのはやめて欲しいです…。
あ。ちなみに。
私の試験の正答率は 97.5% だったようです。
40 問中 39 問正解。
確か 65% 正答率で合格なので
26 問正解取れれば良かったのですが
ちょっと過剰な勉強時間になってしまったかもしれません。