保証された元本の価値は保証対象外
2020/11/27
コロナの影響で
経済活動に制約が多くなっていて
特に消費者の行動が限定されることから
例えば飲食業界だとか旅行業界は大ダメージです。
他にも経済への悪影響が大きく
非雇用率だとか自殺者数だとか
非常にシビアでネガティブな実態も存在しています。
経済状況の悪化は
コロナと同じく、人命に関わるのです。
一方で、世界的に株高の傾向にあります。
これは一体何が起きているのか。
子育て世代も知っておくべき話があります。
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世界的な金融緩和
コロナ禍のため
実質経済は冷え込んでいるのにも関わらず
異様なまでの株高。
この原因は
主要国の中央銀行による金融緩和です。
コロナによる景気低迷を食い止めようと
経済を刺激するため
じゃぶじゃぶと金融緩和されています。
その結果、通貨供給量が論理的に多くなり
多くの資金の流れ行く先が株になっており
株価連動の指標が最高値を更新しているのです。
また、ビットコイン等の仮想通貨も高値を更新しているようですし
金なども価格が上がっている模様。
一方で、
相対的な話なのですが
この状況下で価値が下がっているモノがあります。
それは通貨です。
通貨価値がどんどん下がっているのです。
日本人の好きな元本保証型は大丈夫か
投資や資産運用を日常に取り入れている日本人は
他の先進国と比べて随分と少ないようです。
殆どの日本人が、現金で銀行に預金しています。
この行為は間接的に日本国債を買う行為になり
その意味においては投資をしていることになりますが
まぁその話はともかく、
現金保有率が高いのです。
で、前述したように
今、コロナによる景気低迷を食い止めよう下支えを行うため
各国が金融緩和中。
日本もです。
そのため、通貨価値は下がっていて
他の資産の価値が上がっている状況。
つまり、資産の内訳で現金が多い人は
その資産が値減りしている状況です。
日本人は元本保証の投資商品が好きですが
それは元本の価値が下がらないという漠然とした拠り所前提です。
ですがその元本の価値が下がってしまえば元の子もありません。
例えば、100 万円の元本が保証されても
100 万円で買えるモノや量が以前より減ってしまっていては
実質、資産は減ったことになるのです。
円とドルの関係においては
円高・ドル安トレンドにいるため
円通貨の価値はそこまで下がっていないかもしれませんが
円・ドル・株価と比較するとどうでしょう。
普段から投資・資産形成している人は
何も増やすためだけにやっている訳では無いのです。
資産価値をこのような状況においても守るために
コツコツと日常に投資・資産形成を取り入れているのです。
忙しい子育て世代。
忙しさを理由に後回しにしない方が良いことが山ほどあります。
投資・資産形成はその顕著な例と思っています。