MVNO (格安 SIM) の MLM 微妙
仕事、家事、育児で時間に追われる日々ですが
子育て世代はお金の勉強も必要です。
というのも、以下の支出に耐えられるように
計画立てて取り組んでおく必要があるからです。
・子どもの教育費
・親 (じーじ、ばーば) の介護費
・自身の老後の生活費
どれも重々しいです…。
少し前に、老後の生活に
2,000 万円不足すると言った趣旨が
金融庁から報告されて
色々とニュースで取り上げられましたが
子どもの教育費や親の介護費を経ての 2,000 万円です。
総額すると一体いくらになるのやら。
ゾッとしますね…。
手遅れにならないように、しっかりと計画立てて
資産形成・運用に取り組むことは避けられない時代です。
そんな重い課題に対して
しっかり営業する輩が現れます。
金融系のセールス業の方々。
あと、意外なのは、知人、友人。
これは親切心のときもありますが
ネットワークビジネス (MLM) のときもあります。
特に最近、MVNO (格安 SIM) の MLM の話を
見かけるようになった気がします。
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基本的に割高、営業出来ると利益
ネットワークビジネス (MLM) の話は
これまでも何度か触れたことがあります。
面白い仕組みだな、と思ったこともありますが
色々と聞いたり考えていると
メリットを出せる人は限られているように思えました。
ネットワークビジネス (MLM) を担う場合、
大半が、自身も顧客になる必要があります。
その商品やサービスを買う一方で
自分自身、多くの人に営業活動をして売り込む。
自身の売り上げの一部が収入になります。
自身が顧客となって買っている際の支出よりも
収入が大きくなると、
ようやく利益の出るビジネスになります。
では売るためにはどうすれば良いか。
営業活動です。
あと、売るための勉強会や、売るための販売会。
これ、本当に、営業部です。
営業部門の方々の成績は
人によってバラバラと思います。
優秀な営業の方はバンバン売りますし
そうでない方は成績不振で悩む…。
ネットワークビジネス (MLM) を専業でやる人は少なく
副業程度にやったところで、なかなかうまくいきません。
しかもネットワークビジネス (MLM) の商品は
競合や代替の製品やサービスと比べて
基本的に割高と思った方が良いでしょう。
なので、多くの人が儲からないのです。
そして、実は割高な商品やサービスを
色々と売り広げるという罪悪感に対して
鈍感でないと精神的にやってられないでしょう。
ISP は規模の経済
格安 SIM (MVNO) の各社が、
大手キャリアと同じネットワークを利用しているので安心
みたいな売り文句をしています。
ドコモ、KDDI、ソフトバンクからネットワークを借りて
通信事業を営むのが MVNO です。
楽天はどうだったか記憶が定かではありませんが
自設備が不十分なため
KDDI のネットワークを借りて補っている状況ですので
恐らくまだ MVNO 事業者に貸し出していないと思います。
それはさておき。
大手モバイルキャリアのネットワークを借りているから
通信品質が同じと捉えるのは時期尚早です。
無線通信、インターネット回線まで繋ぐところまでは
大手モバイルキャリアのネットワークを借りているので同じです。
問題はインターネット回線。
これは各 MVNO 事業者が用意します。
ここがユーザ数が少なくてマイナーな MVNO 事業者では
貧弱な設備だったりします。
大手モバイルキャリアや、
大手 MVNO 事業者であれば
ユーザー数が多いため、規模の経済が効くため
品質の良いインターネット回線を用意出来ます。
で、
格安 SIM (MVNO) を MLM つまりネットワークビジネスで広める となると
ユーザー数が圧倒的に少数でマイナーです。
なので、残念ながら規模の経済が効かず
品質は期待できないことが予め分かってしまっています。
しかも、格安 SIM (MVNO) は既にレッドオーシャン。
ネットワークビジネスで手掛ける理由はないのです。
