渡航先の移動通信手段 (SIM)

2023/11/02 2023/11/02

子どもたちとの育児生活は、時間とコストと体力との勝負です。全てバランスが大切です。一部のバリキャリな感じの育児と仕事を両立しているワーママさんとかの事例は正直参考になりません。例えば支出額をなりふり構わず気にせずアウトソースするだとか、近隣に親御さんが住んでいて頻繁にサポートしてくれるだとか、配偶者も本人も優良企業に務めていて助け合えるだとか。実際の育児と仕事生活はそんな条件ばかりではありません。

とは言え、文句ばかりも言っていられなく、自分の環境で最大限何とかするしか無いのです。我が家は支出のメリハリでバランスを取り、何とかしています。先日記載したハワイ旅行もまた、メリハリです。

国内通信事業者 SIM or 現地 SIM

海外旅行の際、国内の大手通信事業の通信に委ねる方法は基本的に割高になります。一昔前は海外でのデータ利用が定額制ではなく従量課金でしかも単価は法外な値段だったりして随分と高額でした。最近では以前よりもかなりマシになった気がします。月々、大手通信事業の通信回線を契約して利用しておけば、海外渡航時も大きな追加料金無しで利用出来るようになったり、数日間定額利用となるプランがあったり。

とは言え、やはり渡航先現地 SIM のプリペイドのモノがまだまだ割安です。でも現地 SIM の用意は現地で通信事業者の店舗や窓口で英語を使って購入手続きする必要性が昔はありました。そのハードルの高さが故に、国内事業者の高額な通信料を多くの人が払っていた気がします。が、今では渡航前に Amazon で購入できる時代になっています。便利になりましたね。

香港通信事業者 SIM で渡航先にローミング

先程、現地 SIM という表現をしました。がしかし、最近では現地 SIM と言いながら別の国の通信事業者 SIM を渡航先、つまり今回の例ではハワイにローミングする形で使えるタイプのモノがあります。これまた新しい傾向です。今回の海外旅行をトリガーに私自身も勉強になりました。

今回の渡航で実際に利用した SIM は Amazon で購入した Wise SIM です。現地 SIM と思っていましたが、設定内容を見ると端末側でローミング on の設定が必要とのこと。これ、どうやら香港の通信事業会社の SIM 扱いにされているようです。アメリカでは T-mobile と AT&T 両方にローミングできるらしいです。つまり現地 (米国) の NW を借りているだけに過ぎない香港 SIM、という訳。私が購入したときは 1 枚 1,850 円でした。

スペックとしては 30 日間高速通信 8GB 使えるとのこと。更に無料通話が何分かついているようです。が、口コミを見ると通話機能は使えなかったという報告も多々ありますので、使えたらラッキー程度に思っておいた方が良さそうです。後、T-Mobile と AT&T の電波を掴みますので、それぞれのメイン周波数帯をお手持ちの端末が対応しているのかだとか、そもそも SIM ロックフリーなのか、とか要注意です。うちは AQUOS sense4 lite (私) と Zenfone5 (嫁さん) でデータ通信は無事に使えていました。滞在日数次第ではりますが、4、5 日以上の場合はコスパ良くてオススメです。