過去の達成が面白くないのは良いことかも
2018/10/31
たまに、汎用的な質問というか何というかで
聞かれることがある質問があります。
一番、達成感があったことは何ですか
みたいなやつ。
英会話レッスンのフリーディスカッションでも
フリーディスカッション用の教材に
質問集として載っているらしく
何度も講師から聞かれたことがあります。
が。
この質問、かなり苦手です。
何を答えたら良いのか非常に困ります。
その理由は、これまでやってきたことが別に大したこと無いから、です。
で、このことについてよく考えてみたのですが
この感覚、もしかすると悪くないのかもしれない
と思うようになりました。
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過去と現在の自分のスペック差
過去の達成経験を思い出すと
無いことも無いのですが
別に凄みを感じることがあまりありません。
まぁ当時は大変だったけど、
今にしてみれば、別に、といった感じ。
なぜこう思うのかと考えてみたのですが
どうやら自分が成長しているから、という理由な気がしてきました。
例えば分かりやすい例で言うと TOEIC のスコアと思います。
ずっと英語が苦手で
大学卒業後も割と逃げて来ていましたが
心を入れ替えて、英語を勉強し直しました。
当時、スコアは 300 点代です。
少しずつスコアを伸ばして、今や 700 点を超えるようになりましたが
初めて超えたときの達成感はそれはもう感無量だった
はずです。
がしかし、今にしてみれば
まぁそのくらいのスコア、勉強したら取れて当たり前だよね
といった感覚。
従って、この例を
大変だった・達成感が大きいもの
として語ることが出来ないのです。
こんな感じで、過去の達成感は過去の自分の低スペックが故のため
今にしてみればどうということも無いのです。
武勇伝に浸る方が危険
裏を返せば、過去の偉業を自慢し続ける人も
世の中には存在します。
たまに仕事の付き合いでの飲み会とかでは
そんな武勇伝を偉い人から聞かせられることがあります。
もちろん、凄いなぁと思うことも多々ありますし
共通話題も無いのでトピック提供のためだったりもします。
ただ、中には、本気で凄いだろうと言わんばかりの人もいます。
これ、かなり危険な気がしてきました。
前述の通り、
自分が成長していたら過去の達成なんて凄く感じないはずですから。
つまりその人は、成長が止まっているのです。
ある程度歳を重ねたら成長は止まるのかもしれませんが
若いときとは異なる観点での成長はあり続けるように思えています。
成長が止まることは衰退を意味しますので
反面教師的に気を付けたいと思います。