衰退期の企業のポジション不足
2016/07/24
大きな企業に働いていると、
企業に閉じた色々な大人の事情があり
なかなか世の中は難しいものだなと痛感します。
特に人事に関わる内容はかなり生々しく、
そんなので人生が決まってしまうかと思うと
世の中のサラリーマンって
人生を犠牲にしているなぁと度々思ってしまいます。
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衰退期の産業
高度成長期とは異なり、
今の日本は経済成長が前提ではありません。
これは企業にとってどういう意味かと言うと
必ずしも利益を増やし続けられるとは限らないという意味です。
成長期を終えて、衰退していく産業や企業が多い状態です。
その中で、被雇用者はどうなるかと言うと、
単純に考えて給料アップが望めません。
アップするどころか下がっていったり、
場合によっては仕事を追われて職なしになる可能性もあります。
ポジション不足
被雇用者の衰退期の結末はそんなとこですが、
結末にならずとも、成長期を終えて衰退している真っ只中、
最初に起こることはポジション不足です。
利益が上がれば新規事業・部門を起こしてポジションを作れます。
ところが、利益が下がり続けて事業・部門を縮小させる場合、
ポジションの枠も少なくなります。
単純な話、例えば 10 個、部署があれば、10 人部長の枠があります。
縮小させて 5 つの部署になってしまうと、部長は 5 人です。
衰退期に入るまでに雇用した従業員がワラワラと居る中で
衰退期に入ると、前述の例のように会社の規模が縮小もしくは横ばいになり、
今まで通りであれば年功序列的に出世していた人たちが
ポジション枠不足で出世出来ずに居ることになります。
このようなポジション不足の状態で、
人事はどのように社員を評価し、ポジションを割り当てるのか。
次回に記載したいと思います。