誰からアドバイスを得るのか
2016/07/26
成長期、繁栄期を終えた産業の大企業は衰退期に入り、
その場合において生じるポジション不足と
それを踏まえた人事の仕組みを記載しました。
今日はその続きです。
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人からの信頼が重要。仕事においても、他においても。
成果主義とは言え、
成果が出せるかどうかは本人の能力よりも
人事の大きな計画や流れが決めるところが支配的だったりします。
こんなことを書くとなかなかモチベーションも上がらないかもしれませんが、
大きな企業で社員数が多いと、人と人との関係性なども複雑になります。
そうなると、単純な定量評価をして公平性を保つことは不可能に近く、
結局のところ人と人の信頼や縁が重要になってきます。
では個人の能力は特に関係ないかというとそうでもなく、
その能力のおかげで
多くの仲間が作れていたり、上司から信頼を得ていたりします。
この意味において、個人の能力を磨くことも重要なのです。
これは企業に閉じた話ではなく、
多くの人が関わる話全てに通じるように思えています。
つまり、多くの人が関わって成り立っている “社会” についても
同じことが言えると思っています。
アドバイスを貰う相手を気をつけよう
ただ、このような社会の仕組みを知っていてか知らないでか不明ですが、
個人の能力を磨くことよりも、ひたすらゴマをすったりヨイショすることで
人と人の信頼や縁を構築する輩も居ます。
このような人には中身が無く、ただ出世するだけです。
そんな人に任された企業や組織は、徐々に衰退していきます。
そしてそんな人からのアドバイスは、あまり参考になりません。
その企業や組織がこの先も同じように成長するのであれば
参考になるかもしれませんが、
もはや既に時代が違っているのです。
生き抜く力を身につけるためにアドバイスが欲しいなら、
中身がある人を見極める必要があるのです。
何が本物なのか、よくよく考えなければなりません。